こんにちは。RPこしいしです。
今月の本は
「一分で話せ
世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術」です。
当社では人前で話す機会が大変多いように感じます。
私自身営業職ということもあり、日々の業者様との打ち合わせ、
お客様との商談など社外での行動はもちろんのこと、
社内でも毎朝恒例フィロソフィの読み合わせ、
朝礼の際の3分間スピーチ、物件を購入する際には
社長や役員の方々へのプレゼンも行わなければなりません。
大概の場合、自らに与えられているスピーチ時間は決められています。
私もできるだけ簡潔に、そして結論から話すように心がけてはおりますが、
時間内に話を終えることができなかったり
何を伝えたいのか話しているうちにわからなくなってしまったりすることも
未だによくあります。
著者である伊藤羊一さんは、孫正義氏の後継者を育成する学校である
ソフトバンクアカデミアの国内CEOコースにおいて、
年間1位の成績を修めた実績の持ち主。
現在はヤフー株式会社 コーポレートエバンジェリスト
Yahoo!アカデミア学長として、次世代リーダーの育成に携わっています。
いまでこそ「伝える」「プレゼン」が重要な仕事になっているものの、
社会人になった当時はプレゼンが大の苦手だったのだとか。
しかし、やがてグロービス経営大学院で
「ストーリー」のつくりかたを学んだことが、
伝え方を改善するための大きな気づきとなったのだそうです。
そもそも話が通じない人は、こんな話し方になっていると思います。
「昨日部長はああ仰っていましたが、現場ではBという問題があり、
だから私としてはこうしたいのですが、
Cさんはまた別の意見を持っていてですね…」
このように、ストーリーはおろか、
事実と自分の意見をただ羅列しているだけ。
要は全部ダラダラと話しているだけなのです。
だから必然的に話が長くなるし、相手も何が大事なのかわかりません。
ストーリーを考えようとするなら「何が大事なのか」、
「どうしたら相手に伝わるのか」をきちんと考えることが必要になります。
だからこそ1分でも伝わるような凝縮した言葉になるのです。
「話が長い、手短に話せ」言われる方は少なくないでしょうが、
伊藤氏の考えは「1分で話せないような話は、
どんなに長くても伝わらない」というもの。
長いのは話がまとまっていない証拠でもあり、
相手に伝わらない一番の原因です。
本書は伝わる伝え方の「型」の部分だけでなく、「結論の決め方」、
「言い切れない」というメンタルの部分の話から、
1分で記憶に残す方法など、誰でもできる方法を紹介します。
話すのが苦手だと感じている方、
トーク術を向上させたいと感じている方、
ぜひご一読を。
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タイトル:1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術
著者:伊藤 羊一
発行:2018年3月14日
発行所:SBクリエイティブ
RPこしいし