2013年京都研修旅行

こんにちは!

京都研修旅行 幹事の林優博です。

11月7日~9日に社員研修旅行第一陣として、
京都に総勢42名で行って参りましたので、その様子をご紹介させていただきます。

2008年以来、5年ぶりに復活した京都研修旅行!
京都研修旅行のテーマは「生命を捉え、変化を求め、未来への志を掴む」です。


131210_03_01<初日>

AM6:43東京発の東海道新幹線に乗込み、
いざ京都へ!


131210_03_02京都駅に着いた後は自転車に乗り換え、
京都市内を班別に自由行動しました!

当日は曇り空で途中雨にも降られましたが、
自転車で走るには丁度良い天候。

以下、幹事班の模様をお伝えします。


【西本願寺】

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【京都アートセンター】

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131210_03_07【新島襄旧邸宅】

新島襄は大河ドラマ「八重の桜」の主人公
新島八重の夫 であり、同志社大学創始者です。


 【清水寺周辺散策】

131210_03_08 131210_03_09京都らしい風情の感じられる町並みが広がっておりました。


【霊山歴史館】※初日自由行動のチェックポイント

131210_03_10 131210_03_11幕末・明治維新の史料やVTR等を見て、明治維新について学びを深めました。

東京と比べて京都では古い町並みや建物が残っていることがとても印象的でした。
またそれは景観に規制を設け、そういった町並みを
町全体で守っていこう・活かしていこうという思いがあるからこそ、残っているのだと感じました。


131210_03_12そして自由行動終了後は、宴会へ。

会場は近代建築の巨匠、
武田五一氏が手掛けた島津製作所旧本社ビルを
2012年にリニューアルした
フォーチュンガーデン京都。

趣のある建物です

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131210_03_15宴会中は自由行動でチェックポイントとなった
「霊山歴史館」に関するクイズ大会も
行ないました!

展示にあった、
「竜馬が暗殺された際の掛け軸についた血痕の数
はいくつ?」というマニアックな問題も
ありましたが、見事ピタリ賞の班も!

初日 の宴会は明日に控える修行を前に皆、
大いに盛り上がって終了。


131210_03_16<2日目>

この日は平等院鳳凰堂や伏見エリア を散策した後、
京セラ本社ビルを訪れました。

まずファインセラミック館にて京セラ創業以来、
主力製品となっているファインセラミック技術の
発展の歴史や基礎知識について学びました。

京セラの方の説明を聞くサンフロ社員達。


131210_03_17ファインセラミックスと通常の焼き物が
どのように違うのか、
食い入るように耳を傾けて説明を聞いておりました.

 


131210_03_18外に移動し、
京セラ本社ビルの太陽光パネルを見学。

圧巻です。


131210_03_19その後は稲盛ライブラリーを見学。

毎日学んでいるフィロソフィーですが、
改めてVTR等を通して稲盛会長の考えやその背景を知ることで、
より深く学ぶことができる良い機会となりました。


131210_03_20そして、今回の京都旅行のメイン 、
比叡山延暦寺へ。
到着後はまず、お坊さんに食事の作法を教えて
いただき、精進料理を食しました。

『私達が何不自由なく食事を食べられているのは、
農作物を作られた方や、
大勢の見えない人々のお陰をいただき、
食事を頂けるということに感謝しましょう』
と教えられました。


131210_03_21また私達は食事を通して、
その食物の命を頂いているのだという言葉から、
今まで何気なしに残してしまったり、
無駄にしてしまったりしていることを
反省しました。

夜は法話を聞き、皆でディスカッション。
学びを深めました。

2日目のプログラムは以上で終了。


社員達は次の日の起床が朝の4:30であるため、早めに就寝。

心と体を整えて、明日の座禅に臨みます。


131210_03_22<3日目>

5:00に延暦寺会館のロビーに集合。


131210_03_23まだ夜も明けぬ中、
座禅場所の根本中堂までお坊さんを先頭に
列となって移動。


そして座禅を開始。

灯りも無く、静寂の中で、今までに体感したことのないほど、
澄み切った環境で座禅を行なわせていただきました。
合計で45分程度行なわせていただきましたが、個人的には時間を忘れてしまうほど、
集中し濃密な時間とすることができました。


131210_03_24その後は作務・朝食をとり、
続いて写経に臨みました。

計1時間行ないましたが、なかなか筆は進まず、
皆苦戦しておりました。


131210_03_25最後に根本中堂の前で集合写真!

延暦寺の濃厚な宿坊体験プログラムはここで終了。


131210_03_26続いて、延暦寺境内をめぐります。

実は延暦寺というのは500ヘクタールに及ぶ、
大きな境内地に点在する150ほどの堂塔の総称です。
延暦寺という一棟 の建造物があるわけではありません。
今回はその内、3つある地区の東塔エリアと
西塔エリアをめぐってきました。

東塔にある阿弥陀堂


131210_03_27同じく大講堂


131210_03_28東塔から西塔へ続く石段


131210_03_29ご献燈ローソクに文字を書き入れる堀口社長


131210_03_30京都市内はまだ紅葉には早かったですが、
延暦寺内は見事に色づいていました !


131210_03_31散策後 、延暦寺に別れを告げ、
午後に再度京都市内へ。

まずは竜安寺へ。

有名な石庭は一見シンプルですが、
遠近法や色を利用して奥行きを演出されており 、
必ず一つは見えないように
巧みに石が配置されています。

見た目以上に工夫を凝らして設計されており、
興味深い空間でした。


131210_03_32竜安寺を出た後は、初日同様班別の自由行動へ。

【妙心寺大法院】

風情を感じながら庭先で抹茶を頂きました。


131210_03_33【妙心寺陰陽の庭】

白砂(陽)と黒砂(陰)のコントラストが美しい
枯山水庭園です。


131210_03_34【妙心寺余香苑】

小宇宙とも言われる日本の庭園の美しさに
触れてきました。
これで3日間の主な行程は全て終了し、
皆で京都駅に行き、新幹線で東京へ戻りました。


この3日間、京都で過ごした日々は、
改めて生きる上で大切なことを再確認させていただいた研修であったなと感じます。

子どもの頃に教わったのに忘れかけていた、
食事への感謝を思い出させてくれた 精進料理とその食事作法の話、
都会の喧騒の中では感じられない自然の素晴らしさや趣・風情ある古きよき建物や庭園など、
心が洗われる旅路でありました。

日々慌しく過ごす中で忘れてしまいがちな、
そういったことを改めて大切にできる 人間を目指してまいりたいと思います。
幹事一同