「ダメなときほど運はたまる」(著:萩本欽一)
欽ちゃん曰く、「運には3つの種類がある」。
1つ目は、生まれながらの運。
これはお金持ちの家に生まれたからと言って、運が良いわけではありません。
むしろその逆で、
「家がものすごい貧乏で、おもちゃもゲームも買ってもらえなかった」
という人が、実は生まれながらに運を持っているとのこと。
ただし、目の前にある現実を嘆いたり、親を罵ったり、不平不満を言うたびに運はだんだん消えていくのです。2つ目の運は、誰かが持ってきてくれる運。
人から好かれている人には、ちゃんと誰かが運を持ってきてくれます。
いやなことをじっと我慢している人にも運は必ず来ます。
人間関係に悩んでいる人、いじめられている人にも、大きな運が必ずやって来ます。
運の神様は、臆病で夢想ばかりしている人に優しいものなのです。
3つ目の運は、努力した人の元へやってくる運。
「努力は人を裏切らない」という言葉がありますが、運の神様も努力している人を裏切りません。
でもちょっとだけコツがあって、その1つが、普通の人が寝ている間に努力をすること。
皆が寝ているから、神様は努力している人を見つけやすくなるのです。
こうした3つの運のほかにも、小さな運はたくさんあります。
良い運も悪い運も数え切れないほどあちこちに漂っていて、
毎日、毎時間、毎秒ごとにそれが近寄ってきたり、遠ざかったりしています。
なるべく良い運をたくさんためて、悪い運に嫌われるようにするためのヒントがたくさん詰まっている本です。
苦労されて、運を掴み取った人の言葉だからこそ、心を軽く受け止められる自分がいるように思います。
人生を明るく、楽しく、前向きにとらえる要素が盛りだくさんです。
ぜひ一度、読んでみてください。
(にの)