私がこの本を読むことに決めた理由は・・・
次期アメーバリーダーとして会社を引っ張っていくために、アメーバ経営を知り尽くすためであります。(しかし、まだ宅建も取得しておりません)
意気込みはさておき、この本はアメーバ経営とはどんな経営手法なのか、
事実上経営破綻したJAL再生のストーリーなどが書かれております。
読みながら思ったことは、「アメーバ経営」とは、
一握りのスーパースターに依存するのではなく、普通の平凡な人たちから自発性と自律性を引き出し、
そのパワーを結集して非凡な組織を作り上げることだと感じました。
そして「全員参加経営」をスローガンやかけ声倒れに終わらせない仕組みが
アメーバ経営にはあるのです。
付加価値をベースに考えること、しかもすべて金額ベースで考えること。
管理会計の仕組みとしてここまでは考える人は少なくないと思いますが、
時間意識を導入していることは極めて大きな意味を持っています。
同じ仕事をするにも、どれだけの時間(工数)がかかったかわかれば、
生産性向上についての意識が向かうからです。
しかも数字ですべてが表現されるわけです。
最後に・・・
本の文中の例にもあったように、オーナーが全ての権限を持って回してきた企業は後継者が育ちにくい。
言われたことを熟せば評価されるので、会社の利益などに目が向かない。
そんな組織が日本には5万とあって、勢いを失ったまま上がることができないでいる。
にもかかわらず、オーナー以外のメンバーは危機感を抱かない。
アメーバ経営は魔法ではなく、
現場の数字が見えることで自分たちが何をすればもっと幸せになれるのかを
全員に考えさせる方法なのです。
自分に足りない何かを求めるなら、ぜひこの本を・・・
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タイトル:全員で稼ぐ組織 JALを再生させた「アメーバ経営」の教科書
著 者:森田直行
発 行:2014年6月2日
発行所:日経BP社
RPみしば