今年の3月にLINEのCEOを退任し、C CHANNELを立ち上げた森川亮氏が著書です。
シンプルに考える。
私も好きな考え方です。
例えば、第一章「ビジネスは【戦い】ではない」
正確に言うと戦いは避けらないが、戦いに注力していると、
お客様の求めに対応できないということです。
他社が優れた商品を出したり、他社より遅れをとれば劣勢になる、
しかしそれはビジネスの本質ではない、と著者は伝えています。
企業同士の戦いなどお客様からすればどうでもいいことであり、
お客様が求めていることはただ良い商品が欲しいだけ。
戦いよりもお客様のことだけを考えるようにし、
お客様が本当に求めているものを生み出すことに集中する。
私も早くしないとと思い、完全に練りこまれていない提案をしてしまったり、
勝率に低い戦と分かっていながらも引くことが出来ずに負け戦をしてしまった経験があります。
やはり大切な事は競争ではなく、お客様目線で物事を考えるということに尽きます。
第二章の「自分の【感性】で生きる」にある「空気を読まない」も納得です。
「AさんのアイデアとBさんのアイデアを・・・」
「上司の好みにあわせよう」と調整しようとすると、
焦点がボケた曖昧なものを生み出してしまう。
それではユーザーの心を掴むことなど出来るはずがありません。
LINEにいるすごい人達は、上司が目指している方向性が間違っていると思えば、
臆することなく自分の意見を述べる。
自分が違うと思えば、空気も読まずに突き進むところがあるのです。
それは職場の批判よりも、ユーザーの求めに1ミリでもずれることを恐れるからです。
こういう人でなければずば抜けたプロダクトをつくり出すことはできません・・・とありました。
人が多くなり組織が多重になればなるほど、社内調整したがる人はいますし、
ある程度の調整は必要かもしれません。
しかし、そのような職場内における批判を気にしていたら、
本当に良い商品は生み出せるのか、と問われれば、やはり私も「NO」と答えるでしょう。
私も今はプロジェクトごとに「手段と目的」を必ず考えるよう心がけでいます。
しかし、まだまだ間違っていないと自分に軸を決めて100%行動しているか、
と問われれば、そうではありません。
私も喜んでもらえる商品を提供したい、ただそれだけです。
喜んでもらえる商品造り、それだけに時間をフォーカスできる環境をつくれるよう頑張ります。
全てに共通してがお客様(ユーザー)のために喜んでもらいたい、
そんな仕事をしたい方々は共感できると思います。
2時間もあれば読破できる書籍ですし、おすすめです!
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タイトル:シンプルに考える
著 者:森川亮
発 行:2015年5月28日
発行所 :ダイヤモンド社
■関連サイト
森川亮オフィシャルブログ
http://lineblog.me/morikawa/
LINE(株)CEO退任した森川亮氏が初めて明かす!
イノベーションを邪魔しているのは「これ」だ!ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/72287
C CHANNEL | 女子のための動画ファッションマガジン
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