賃貸オフィス移転を行う際に欠かせないのが「賃貸物件の解約」というステップです。この際に必要となるのが、解約通知という手続きです。解約通知とは具体的にどのようなもので、どのタイミングで貸主に対して提出するべきなのでしょうか。オフィス移転をスムーズに進めるためのポイントを解説します。
解約通知の手続きはどうするの?
借りているオフィスを退去するには、事前に貸主にその意思表示を伝える必要があります。その方法については、まず賃貸借契約を確認しましょう。解約予告期間がどのくらいか、解約通知の提出方法など条文があれば、それに従うことになりますのでしっかりとチェックしておきましょう。
解約通知書を提出する場合、規定の書類があるかを不動産会社の担当者に確認してみてください。特に指定がない場合には、自分たちで必要な記載事項を確認して書類を作ることになります。解約通知書に含める内容としては、以下のような項目が挙げられます。
- 通知年月日
- 賃貸人名称
- 建物名称、所在地、番号、面積
- 契約を解約する旨
- 原状回復工事を完了し、明け渡しを完了する期日
- 通知後の支払いについて
- 明け渡しまでの内覧について
- 敷金や保証金について
契約内容によっては、解約通知は必ずしも書類で行わなければならないというわけではありません。しかし、賃貸オフィスの解約に関するトラブルは決して少なくありません。書類という目に見える形で残しておくことが、トラブル予防につながります。
解約通知を行うタイミングは?
解約通知の具体的なタイミングは、個々の物件によって異なりますが、時期を守って行うことも重要です。通常、賃貸借契約書には「解約する場合は、○ヶ月前までに通知を行う」といった解約予告期間が記されており、賃貸オフィスでは3ヶ月前もしくは6ヶ月前に設定されているケースが多いです。解約日までに荷物の搬出はもちろん、原状回復工事を完了する必要があることを念頭に置いておきましょう。
また契約満了前に解約する場合、中途解約条項を必ず確認してください。もしこの条項がない場合は原則として中途解約できません。中途解約時の違約金でトラブルが生じることもありますので注意が必要です。
新オフィスを見つける前に解約通知を出すのは、万が一希望する物件が発見出来ない等の不測の事態が発生し、路頭に迷うリスクがあるので望ましくありません。一般的には入居審査が完了したなど、ある程度移転先のオフィスが決まった時点で出すことが多いようです。
まとめ
解約通知をどのタイミングで提出するかは、スムーズに移転するための重要なポイントです。物件探しと解約通知のタイミングでお悩みでしたら、サンフロンティア賃貸にご相談ください。お客様の希望移転時期から解約予告期間を逆算しご提案いたします。