近年、オフィス向けの食べ物サブスクは大きく進化しており、利用できる食べ物のカテゴリやサービス内容もさまざまです。
社員食堂の代わりになるサブスク型の社食サービスも増えており、新しい福利厚生の形としても注目されています。
実際に、オフィスに食べ物サブスクを導入した場合、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
急成長する「食のサブスク」
サブスクとは「サブスクリプション(subscription)」の略で、商品やサービスを一定期間、同一料金で利用できる仕組みをベースとしたビジネスモデルのことをいいます。
主に動画配信や音楽配信など、デジタルコンテンツ分野で使われていたサブスクリプション方式ですが、現在はあらゆる分野で取り入れられており、その提供方法も定期購買型・レンタル型・専門家によるセレクト型など多様化しています。
中でも「食」に関するサブスクは市場規模の拡大が目立っており、法人向けの新たなサービスも続々と登場しています。
オフィスの食べ物サブスク例
オフィスで利用できる食べ物サブスクには、ランチのお弁当や総菜、パン・お菓子・フルーツなどの軽食、ドリンクなど多種多様です。
これらの食品カテゴリをトータル的に扱う「置き型社食」ともいえるサブスクサービスも登場しており、健康経営の推進にもつながっています。
一概にサブスクといっても、食品それぞれの性質の違いからサービス内容や提供方法には違いがあり、料金形態も業者やプランによって異なります。
例えば、冷凍食品や惣菜類の設置型サブスクであれば、専用の冷蔵庫が必要になりますが、貸出費や設置費が無料の場合もあれば、月々の運用費の中に含まれる場合もあります。
食べ物サブスクをオフィスに導入した場合のメリット
・多様な働き方に対応できる
外回りの営業やデスクワークの内勤、フレックスや時短勤務など、社員それぞれの仕事のペースやタイミングに合わせて、いつでも気軽に利用することができます。
・エネルギー補給が手軽にできる
仕事中に集中力が途切れる時や小腹が空いた時に、手軽にオフィス内でエネルギー補給をすることができるので、時間の節約にもなり仕事の効率アップが期待できます。
・社員の健康増進をサポート
食べ物サブスクの対象商品は専門家の監修によって厳選されているものが多く、鮮度や栄養面、添加物の有無なども考慮されているため、社員の健康面をサポートすることができます。
・社内コミュニケーションが活性化する
社員同士がコミュニケーションを取るキッカケになるので、オフィスの雰囲気がよくなって仕事が円滑に進むなどのメリットも期待できるでしょう。
食べ物サブスクをオフィスで利用することのデメリット
・利用しなくてもコストがかかる
サブスクは利用しなくても毎月コストが発生するため、費用対効果も含めて、できるかぎり多くの社員が利用しやすいサービスを導入する必要があります。
また、エンドユーザーである社員一人一人の食の好みが異なることから、需要の見極めも大切です。。
・設置型はスペースが必要になる
省スペースとはいえ、設置型の場合はオフィス内にスペースを確保しなくてはなりません。さらに、集金箱が盗られないような位置に設置するなど、セキュリティー面にも気を配る必要があるので、キャッシュレス対応しているサービスがあればベストでしょう。
まとめ
食のサブスクは働くパワーの源となって生産性の向上が期待できるだけでなく、社員の満足度が高まることが離職率の低下にもつなげることにもなります。
無料のお試し期間があるプランも多いので、オフィスの環境に合う最適なサービスを見つけるためにも積極的に試してみてはいかがでしょうか。