2023/11/16オフィス換気のコツは?窓が開く・開かないで違うポイント

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オフィスの快適性や感染症拡大防止対策の一環として、室内の換気は大変重要視されるようになりました。

しかし、オフィスの環境によっては換気のしやすさに差を感じるかもしれません。

窓が開くか開かないかによっても換気方法のポイントは違います。

それぞれ効果的な換気方法はどのようなものなのでしょうか。

オフィスの換気システムは「自然換気」「機械換気」の2種類

オフィスの換気は「自然換気」と「機械換気」があります。

自然換気とは窓やドアを、温度や風圧の差などを利用して室内の空気と外気を入れ替える方法です。

一方、機械換気は室内に取り付けられた換気扇などの機械を使った換気設備で強制的に空気を入れ換える方法です。

充分な換気ができればどちらでも問題ありませんが、オフィスの場合は「空気環境基準」を考慮する必要が出てきます。

空気環境基準とは、屋内で人が快適に過ごせる空気環境を保つために「ビル衛生管理法(建築物における衛生的環境の確保に関する法律)」で定められています。

この基準に関して対応するのはオフィスビルのオーナーであるため、賃貸オフィスに入居している企業が責任を持つ必要はありませんが、従業員の健康と快適なオフィス環境維持のためには意識しておくのが望ましいでしょう。

窓が開けてもよいオフィスの換気方法は?

オフィスの窓を開くことができるのであれば、自然換気と機械換気の両方を活用できます。

一日数回窓を開けて室内に溜まった二酸化炭素や臭気などを追い出し、オフィス内の空気を入れ換えましょう。

換気だけではなく、外の新鮮な空気が入り込むことでリフレッシュ効果も期待できます。

また、窓が一つしかないオフィスでは空気の流れを作ることが難しく、窓の周辺しか換気することができないため、サーキュレーターや扇風機で風圧を作って空気を循環させるような工夫が大事です。

ただし、外と温度差がありすぎると快適な室温が保てない、花粉やほこりなどが室内に入る、強風で室内の書類が飛んでしまう、車などの騒音が気になるといったこともありますので天気や季節、外の環境によっては注意が必要です。

窓が開かないオフィスの換気方法は?

窓が開かないオフィスでは機械換気が基本となりますが、ともに出入口のドアを使った換気をおこないましょう。

ドアを開けることで室内の空気は自然と廊下側へ流れていきますが、効率的に行うにはサーキュレーターや扇風機を使うことがおすすめです。

まず、サーキュレーターなどでドアの内側から外側に向かって風圧を送ります。

これによって室内の空気は廊下、廊下の空気は室内へという空気の流れができます。

ある程度、室内の空気を廊下に流したところで、サーキュレーターの位置を部屋の対角線上に移動し、室内のあらゆる方向へ風圧を送ると部屋の隅々まで空気の流れを行き届かせることができます。

機械換気とあわせておこなえば、さらに効果アップが期待できます。

効率のよい換気は従業員の健康を保つうえで大切なものです。

業務が忙しいときには手間に思えるかもしれませんが、安全衛生の一環として取り入れてみてはいかがでしょうか。

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