房総といえばやっぱり海のものですよね。
しかし、今回のお目当ては違うのです。
あのB-1グランプリ初登場にして7位入賞の「勝タン」こと「勝浦タンタンメン」を食べること!
タンタンメンといっても、ゴマは入っていなくて
いさぎよい程唐辛子色したスープにタマネギとひき肉が入っているのが特徴。
漁師さんや海女さんが冷えた体を温めるのに食べたのが始まりとか。
事前にガイドブックやネットでリサーチして
とにかく一番辛そうだった「はらだ」さんにカーナビをセット。
勝浦から大多喜街道を車で10分程走り、
左にちょっと入ると昔ながらのラーメン屋さんっぽい佇まい。
お店の扉には「右から入って注文を書いてお待ちください」の貼紙。
建物の右側半分は雑貨屋さん?駄菓子屋さん?今は物置?な感じで
席との間に厨房らしきものがある感じ。
中に入るとおねえさんが
「30分ぐらいお待ちになるけどいいですか?
これに注文と携帯の番号を書いていただければお呼びしますよ。」
とメニューとメモを渡してくれます。
なんとなくせっかくだから叉焼もつけちゃえ的な動機で「タンタンチャーシュウ」を注文。
「辛さ抑え目とかできますけどどうしますか?初めてですか?けっこう辛いんですよ。ほら。」
とスープを作っているところを見せてくれるおねえさん。
「いえ、辛いの好きなんで大丈夫です!」
と言い切る連れにほんとか?と疑いをいだきつつしばし車で待機。
そろそろかな・・プルプルッきたっ。待つこと20分強ぐらいかな。
おねえさん、いい読みです。
「座敷らしいよ。」
ん?座敷?っと思って行ってみると、
厨房の横にこあがりになっているこじんまりとした2人用の座敷。
オープンキッチンの特等席?
そしてタンタンメンにタイメン!!!
ほんとに赤い!目にも辛い!ラー油の海のなかに麺が隠れている感じ。
麺にしっかりスープが絡んでいるのでうかつにずるずるっとすすってはいけません。
店内にはたまに咳き込む声が響きます。
でもあらみじんな感じのタマネギの甘さが調和してだんだん旨みに変わってきます。
唐辛子の刺激が唇からのどからお腹まで心地よく広がってきます。
と、ふと顔をあげると汗だくの連れの姿が・・。
ああ、やっぱり。
お会計のとき先ほどのおねえさんが
「風邪引かないように気をつけてくださいね。
汗いっぱいかいていらっしゃるから・・。」
と優しく声をかけてくれました。
よくある光景なのでしょう。
外に出ると「本日は終了しました」。ああ、危なかった・・。
辛いもの好きな方ならヤミツキになること間違いない「勝タン」。
他にも勝浦周辺には食べられるお店がたくさんありますので是非足を運んでみてください。
食べログ 「はらだ」
http://r.tabelog.com/chiba/A1207/A120701/12000997/
勝浦タンタンメン「勝タン」
http://www.katsutan.com/
(N.E)