こんにちは!
東北ボランティア研修旅行 幹事長の石井健太です。
11月16日~17日に社員研修旅行第一陣として、
会津・南三陸町に総勢57名で行って参りましたので、
その様子をご紹介させていただきます。
4年ぶりに復活した社員旅行!
東北旅行のテーマは「生き方」です。
会津では戊辰戦争を戦った会津武士の「生き方」を学び、
南三陸町ではボランティア活動と震災を体験された方のお話をお聞きし、
「生きる」ということについて学びました。
AM7:12東京発の東北新幹線に乗込み、
いざ郡山へ!
良い天気に恵まれ、
東北新幹線の窓から富士山が見えました。
郡山駅からそのままバスへ乗込み会津へ
長く続く階段を登ると、お墓があります。
ここで、
鶴ヶ城が落城したと思った白虎隊士19名は、
もう守るものがないと自害して果てました。
この距離だと城下町が燃えていれば、
城が燃えていると勘違いしてしまうのも、
無理もないと思いました。
20分近く山を登ります。
写真ではわかりませんが、飯盛山よりもキツイ坂です。
最後はもちろん鶴ヶ城!紅葉がとてもきれいでした。
集合写真もバッチリ!
天候にも恵まれ鶴ヶ城からの景色は
とても素晴らしいものでした。
幕末の嵐が吹き荒れる中、最後の最後まで徳川方に味方し、武士としての生き方を貫いた会津藩。
一方、日本を変えることに躍起になった長州藩・薩摩藩。
両者の戦いは、歴史上避けることが出来ない戦いではありましたが、
ここで戦った方々のことを考えると心苦しいものがありました。
二日目
朝5時30分に起床し、バスへと乗込み南三陸町へ。
ボランティアの受け入れ先は「小野花匠園」
代表の小野さんは 菊花 、トマトを栽培している
40年続く専業農家を経営されています。
小野代表は、本当の復興とは
「自分達で立ち上がり動き出すこと」であり、
そのためには「生活の基盤となる仕事が必要」
とお話いただきました。
そこで人口が減少している南三陸町を
元気にするために、
株式会社小野花匠園を立ち上げ、
雇用を増やすために 日々奮闘されています。
トマトを収穫した後の畑を、片付けます。
かなりの働きっぷりで、
1時間30分で
小野花匠園さんの1週間分の作業を
行いました。
小野代表もこれには驚かれていました。
防災対策庁舎
町の職員だった遠藤未希さんが
津波に飲み込まれる寸前まで、
町民に防災無線で「避難してください!」と
呼び掛け続けた場所です。
津波のすさまじさを物語っています。
現地に到着したときから、皆言葉も出ず、黙って
震災を体験したガイドさんの話を聞いていました。
震災から1年半以上たった今でも
まだまだこの状況。。。
今までメディアなどで知ってはいたつもり
でしたが、考えさせられました。
2日間を通して感じたことは、自分はまだまだ「ぬるい」ということです。
普通に生きられる環境や、生活する場、仕事ができる場があり、当たり前に過ごせています。
この当たり前が、決して当たり前でないこと。そこに感謝することができれば、
もっともっと自分自身を向上させなければならないことに気付きます。
自分より不利な状況で自分よりもっとがんばっている人がいる。
応援したいと思う反面、負けられないとも思う自分がいました。
「自分にできること。」
そこから少しずつ広げ深め、社会に貢献できる人間を目指そうと思います。
今後ともご指導ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします。
幹事長
石井健太