いつもサンブログをご愛読いただきありがとうございます。
11月24日から11月26日までの3日間で、
四国は『松山・高知』へ社員研修旅行に行かせていただきました。
このコースは昨年度から弊社の社員研修旅行へ導入されたばかりのコースです。
旅行のテーマは『未来に夢を馳せる ~先人から学ぶ志、この手で未来を切り開く~』とさせていただきました。
明治勃興期の秋山好古・秋山真之・正岡子規、時代を遡り幕末維新期の坂本龍馬・中岡慎太郎・岩崎弥太郎などの先人の使命感や未来への希望を肌で感じ取り、気高い志に触れることによって、自らに深く問いかけ、自問自答することで、私たちが生きるこの時代で、この世界で、そしてこの会社で、自分の果たすべき志とは何かを確立していただきたいという願いを込め、幹事団で考え抜き決定したテーマです。
今年の参画者は総勢30名。
四国に初めて降り立つ人も多かったというこのメンバーで、2泊3日の研修旅行がスタートです。
【1日目】11月24日(木)
■羽田空港から松山空港へ
この日、東京都心で11月としては史上初めて積雪を観測しました。
覚えていらっしゃる方も多いと思います。
そんな中、私たちは雪が降る前に全員が無事羽田空港へ集合し、定刻通りに出発することができました。
到着した松山の天候は「くもり」。
それでも東京に比べ気温は10度ほど温かく、幸先の良いスタートです。
瀬戸内バスのバスガイド、
一色さんが松山空港でお出迎え。
実はこの方、去年もお世話になったバスガイドさんなんです。
知識がものすごく豊富でいらっしゃり、
独特の語り口で参画者をトリコに…。
そして弊社が一色さんの大ファンとなり、
再度指名させていただきました。
■松山城
最初に向かった場所は松山城。
松山城は標高132mの「城山」という山の上にあります。
頂上へはロープウェイやリフトで登ることができます。
楽しそうに秋のリフトに乗るみなさん。
到着後、ボランティアガイドの高須賀さんに
松山城をご案内いただきました。
ガイド仲間の間では、「城バカ」の異名を持つ高須賀さんに、城壁の作り方、目的等、とても丁寧にご説明いただいただき、素晴らしい学びを得ることが出来ました。
松山城は「美しい日本の歴史的風土100選」に選ばれており、有難いことに天候にも恵まれ、美しい景色を眺めることができました。
松山城をバックに集合写真!
中央にいるマスコットは松山城の初代城主である「加藤嘉明」をモチーフにした「よしあきくん」。
■坂の上の雲ミュージアム
松山城から下山後昼食をとり、
『坂の上の雲ミュージアム』に向かいました。
『坂の上の雲ミュージアム』は、
建築家、安藤忠雄氏が設計しており、
独特な空間の使い方や自然環境に配慮した外観など、
不動産会社の社員としての学びも得られるスポットです。
こちらは産経新聞朝刊に連載されていた
『坂の上の雲』の全文が壁展示されている様子。
ミュージアムの見学後、またボランティアガイドの方々にアテンドいただき、正岡子規や、秋山好古・秋山真之兄弟など『坂の上の雲』の登場人物のゆかりの地を巡りました。
こちらは頭脳明晰で有名な秋山兄弟の弟「秋山真之」像です。地元の高校生等が「頭が良くなる」ようにその手に触れてあやかっている、という話聞いて、早速あやかるビルサポの周東さん。
■明教館
その後は、松山藩の藩校であり、夏目漱石も教鞭を執った『明教館』、そして『正岡子規記念博物館』に向かいました。
『明教館』には松山中学校出身の近代日本を支えた人物60名の写真が飾ってありましたが、松山出身の偉人の数の多さに、非常に驚きました。
秋山兄弟もここの出身です。
■正岡子規記念博物館
正岡子規や俳句に関する資料が6万点収蔵されており、後に行われる「俳句大会」に向けた勉強をしました。
■道後温泉
1日目の最後に行ったのは、日本三古湯とされる、道後温泉です。
こちらの本館は、国の重要文化財に指定されています。
なんと、2017年10月から耐震補強工事に入るそうで、今後9年間は利用できないとか。
是非、今の内に訪れることをオススメします。
とてもいい湯でした。
■カンデオホテルズ松山大街道
昨年に続き、カンデオホテルに泊まらせて頂きました。
共用部の設えがとても美しく、
屋上の露天風呂も満喫致しました。
■1日目夕食コンパ
そしてコンパは「十五万石」という老舗の日本料理店で行いました。
料理の味、雰囲気、店員さんのサービスなどどれを取っても最高で、非常に価値のある時間をご提供いただきました。
幹事団が仕掛けたサプライズも大大大成功となり、記録にも記憶にも残るコンパとなりました。
秘密のお誕生日メッセージを読む西本次長と読まれて照れる瀬良次長。
【2日目】11月25日(金)
■来島海峡急流観潮船
またしても晴天に恵まれた2日目。
四国行くなら船乗ろうよ!ということで、
今年初の試みとして観潮船に乗るコースを行程に入れました。
瀬戸内海と「来島(くるしま)海峡大橋」を見て
テンションの上がる皆さん。
約50分のコース中、惜しくも渦潮は見ることが出来ませんでしたが、素晴らしい晴天に恵まれ、海風、波しぶきを肌で体験!
ガイドさんが素敵な説明と共に小柳ルミ子さんの「瀬戸の花嫁」を歌ってくれました。
瀬戸は~日暮れて~ 夕な~み小~な~み~♪
そして、来島海峡大橋の下をくぐり、今治の名所である造船所を間近で見学することが出来、巨大建造物のダイナミックさを「海から」体感する貴重な機会を得ました。
こちらは巨大なタンカー。大迫力でした。
■ユニ・チャーム共振館
そして今年も、当社の社外取締役である高原利雄取締役のご厚意により、特別に許可を頂いて「ユニ・チャーム共振館」を訪問いたしました。
白を基調とした佇まいがとても個性的であり、手入れの行き届いた芝や石などから、とても大事にされている施設であることが伺えました。
ユニ・チャーム共振館は、1961年創業のユニ・チャームが、創業50周年を記念して、創業の地である愛媛県四国中央市に設立した「社員向け研修施設」です。
社員に創業から今日までの歩みを知ってもらうことを目的に、「お客様からの声」「ユニ・チャームの歴史」「創業当時の生理用品製造設備」「創業者高原慶一朗会長のノート」「失敗した事業の紹介」など、様々な展示がなされています。
参画者の多くが、本旅行の行程の中で、こちらのユニ・チャーム共振館が一番印象に残ったとのこと。
特に、創業者の高原慶一朗会長が記した約700冊のメモ帳の一部が展示されているブースは圧巻でした。
私たちも当社を、このような記念館を設立できる歴史ある企業に皆の力で成長させていきたい!と決意した次第です。
高原取締役、垣内副館長、誠にありがとうございました。
■坂本龍馬記念館
ユニ・チャーム共振館からバスに乗り90分、高知に向かいました。
ここからは、坂本龍馬、中岡慎太郎、武市半平太などの、幕末の土佐藩士編のスタートです。
まず迎えてくれたのは握手を求める龍馬の像。
皆、心と心でがっちりと握手しておりました。
憧れの龍馬とのシェイクハンドに嬉しそうな野中主任。
記念館の中には、龍馬の各所への手紙等が展示されており、その時々の感情をうかがい知ることが出来ます。
皆時間を忘れ、時間いっぱいまで鑑賞しておりました。
■桂浜
夕刻に差し掛かるタイミングで桂浜に向かいます。
素晴らしい夕焼けに出会うことができました。
子規、あるいは龍馬も、この桂浜の夕暮れを見ながら一句詠んだに違いない。
ということで参画者の皆さんにも俳句を詠んでいただきました。
ベスト俳句に選ばれた一句はこちらです。
『伊予の国 子規を訪ねて 志気となす』
■三翠園(さんすいえん)
2日目の夜は、こちらに宿泊致しました。
三翠園は旧土佐藩主山内家の下屋敷内に建つ旅館で、なんと高知唯一の温泉宿だそうです。
■2日目夕食コンパ
桂浜で着想した皆の俳句を披露する俳句大会を企画させて頂きました!
完成度の高い俳句、個性的な俳句等いろんな角度の一句が読まれ、会場は大盛り上がりとなりました。
こちらは先ほどの一句を詠んだ日本橋店の小林さん。
奥に居るのは幹事の「利休さん」こと渋谷店の福井さん。
【3日目】11月26日(土)
■バス内クイズ大会
3日目の最初は中岡慎太郎館でした。
バスの中では松山高知に関するクイズ大会を企画させて頂きました。
賞品は、昼に訪問する「ひろめ市場」でのお食事券ということもあり、皆が鼻息荒め、前のめりになって参画いただきました。
クイズ解答中のPM1課原田主任。
■中岡慎太郎館
ここでは、年代ごとに中岡慎太郎の歴史が展開されております。悲壮な死を遂げた中岡慎太郎の生涯を、映像とパネルを中心にドラマチックに表現されており、視覚的に学ぶことが出来、とても印象的な場所でした。
■岩崎弥太郎出生地
三菱財閥の創業者で初代総帥の岩崎弥太郎は身分の低い地下浪人(じげろうにん)の出と聞いていたので、生家は普通の家を想像していたのですが、思ったより大きな家で、ひそかに衝撃を受けておりました。自らの身分にとらわれず、財を成していき、三菱の歴史を作った人物の志の高さに想いを馳せ、きっと人望のある人だったんだろうなぁと感じておりました。
地元の方に教えていただいた撮影スポットで、小顔ポーズを決めるユービ茂木常務。
■幕末志士社中
高知市内に戻り、大河ドラマ“龍馬伝”で使用されたセットが置かれている幕末志士社中へ向かいました。
ここでは、ドラマ龍馬伝のセットをそのまま移築しており、ドラマセットではありますが幕末当時の雰囲気を体感することが出来ました。
幕末志士社中前にある、『三志像』で記念撮影しました。左から、武市半平太、坂本龍馬、中岡慎太郎です。
■ひろめ市場
バスを降り、ここからは各班に分かれ、班行動です。
ひろめ市場での昼食と、高知城の自由散策。
ひろめ市場は飲食店舗が約40店舗、物販店舗が約20店舗と大きな屋台村のように集まっており、どの店の料理を食べようか、とワクワクする市場でした。
名物の塩ガツオもいただくことが出来、とても満足しました。
■高知城
高知城は、山内家初代藩主の山内一豊が築城しておりますが、松山城の加藤嘉明と同じく、山内一豊も関ヶ原の戦いで徳川方に功績が認められたことで、掛川城主から土佐一国の主となることが出来たそうです。
非常に城壁が高く、階段が多かったので、城にたどり着いた時には息が上がっていました。。。
その分、高知城からの眺めは最高であり、まさに一国一城の主になった気分を満喫致しました。
■土佐っ歩ツアー
いよいよ本研修旅行最後の場所となる、龍馬の生まれたまち記念館に向かいます。
記念館の中で、2班に分かれ、ガイドさんに30分程度ご説明いただき、その後は坂本龍馬コース・武市半平太コースに分かれて高知市内を巡りました。
高知市内には、歩いて行ける範囲に、龍馬・半平太のゆかりの地がいくつもあり、高知という地の歴史的な奥深さを感じながら参画したしました。
それぞれのゆかりの地は、現在はすでに違う建物、施設になっているものがほとんどでしたが、建てられている案内板を頼りに想像力を膨らませながらガイド様の話を聞いておりました。
こちらは坂本龍馬生誕の地。
両ツアーで15か所もの史跡を巡り、土佐っ歩ツアーも無事終了致しました。
■高知龍馬空港から羽田空港へ
濃密な行程を終え、参画者30名は怪我や病気もなく、松山・高知研修旅行団は羽田空港へ2日ぶりに戻って参りました。
3日間とも天候に恵まれ、バスガイドさんにも恵まれ、特別な施設へも訪問することができ、実り多き研修旅行となりました。
今回の研修旅行をきっかけに、参画者一人ひとりが、松山、高知の歴史や偉人、見て感じた現在、過去から、多くのことを感じ、未来への限りない夢を馳せていただき、自らの手で会社、ひいてはこの国の未来を切り開く気概をもっていただきたく機会、また自らの志を発動させるいい機会になっていれば、非常にうれしい限りです。
四国には魅力的な場所が多く、四国の歴史的、自然的奥深さを感じたとても学びの多い研修旅行となりました。皆様もこのブログをきっかけに、ぜひとも行かれてみればいかがでしょうか。
松山高知研修旅行 幹事 としもりゆうき