皆様、こんにちは。
いつもサンブログをご覧いただきありがとうございます。
サンフログループ、台湾法人『東京陽光』の佐久間です。
ついに私がこのブログを仰せ仕ることとなりました。
さて、サンブログの管理人さんからは、自分でテーマを決めるよう話がありましたが、考えても、考えても良い案が全く思いつかず、ついに、締切日を迎えてしまいました。
このオフィスの窓から視える素晴らしい台北早朝の景色を横目に、とても憂鬱です。
【ブログテーマ】
テーマを考えに考えて、知恵を振り絞って思いついたことが、
「そうだ!折角なので、これを機会に台湾をもっと知ろう」ということです。
台湾を研究して、皆様に発信していこうと。
私の専門は不動産といえども、多少ディープに、でも本業に差し支えのない程度にゆとりも持ちながら、ということで、
テーマを「台湾ゆる研究」とさせていただくことといたします。
【台湾ナンバーワンスポット】
ということで、まずは私が台湾で一番好きな場所の写真をお見せしてから、
第1回目の本題に移らせていただきます。
ここは台湾大学(日本でいう東京大学)の正門です。特に5-6月の梅雨期のスコール後のさっと空が開けて、空気が澄み渡っていくときの様は、毎回心を奪われます。
台湾といえば、九份や台北101、お寺廻りや、故宮博物館等がメジャーですが、実は台湾大学は隠れおススメスポットであります。
【台湾社会の特徴】
私に限らず、駐在員の皆さまが共通して仰る、台湾社会の特徴は、
「台湾人は皆、家族をとても大切にする」方々だということです。
結婚した後も、毎週末は実家で過ごしたり、遠く離れた地方出身の方であれば週末に両親に電話をかけたり、もし親が病気したとなれば退職して一時的に看病に専念したりするケースは珍しくありません。
その背景や根源は何かと、台湾に来て以来3年間ずっと考え続けてきたところ、最近一つの答えに辿り着きました。
それは、社会人類学者の共通の理解とも言われておりますが、中国社会というものは「家庭と家族」という組織を基礎として発展してきた社会であるということです。
そして特に台湾は、その歴史的背景や地政学的な特徴もあってか、その傾向が他の中華系社会と比較して強いという印象があります。
図にするとこのようなイメージです。
その特徴の現れとして、2007年の台湾の企業トップ100グループのうち、明らかに同族経営といえるグループは、62グループ(62%)であったという研究結果が残されています(中華微信所2008)。
日本の昔の財閥が今もなお残り続けているような社会といえるのかもしれません。
家族主義の社会・文化・慣習の制約を受ける台湾の企業経営の横方向の連鎖の論理は何なのか?
台湾の経済発展のなかで、家族主義は如何なる貢献を果たしたのか?
そのあたりの疑問が湧き出てきて尽きません。
ということで、今後、このようなかたちで台湾への理解を深めていきたいと考えております。
またお会いできる日まで。
ありがとうございました。
佐久間