◆25歳の君へ 結婚も転職も一発逆転の儀式になんかならない。
「空気を読む能力はあると思う」「転機が欲しい」「使えるヤツという評価が欲しい」
「一つの仕事を続けるのは本当に正しいのか」「30代までは修行だ」etc
◆28歳の君へ 敵は会社でもシステムでもない。己の思考停止だ。
「嫌な仕事にも頑張って耐えている」「苦労はいつか報われると思う」
「接客業は向いていないと思う」「折れない心が欲しい」etc
◆32歳の君へ 情報弱者が時代からふるい落とされる。
「スティーヴ・ジョブズに憧れる」「人脈をもっと広げたい」
「不安はなかなか消えない」etc
◆35歳の君へ ゆとりのある人生がなぜ幸福なのだ。
「家族との絆が何より大切」「時間に追われる生き方には疑問がある」
「収入は生活できるだけあれば十分」etc
賛意両論、好き嫌いが分かれる人物ですが、
私はライブドア元代表取締役CEOの堀江貴文氏の著書は面白く拝読させてもらっております。
今回、ご紹介する著書は約5年前に発行されました『君がオヤジになる前に』という作品です。
本書は25歳から35歳まで、各年代別に向けられた提言で構成されており、
ちょうど私が25歳直前くらいで興味を持って手に取りました。
上記に記しましたケーススタディー(一部抜粋)的な
各年代の悩み、思考、皆様も抱いたり、考えたことがあるのではないでしょうか?
本書の題にも記されている「オヤジ」とは、年齢的なものではなく、
家族との向き合い方、仕事への接し方、服装や体型に至る、あらゆることを
より良い方向へ改善しようとすることを放棄してしまった者へむけた表現とされています。
『思考停止状態』という言葉が本書ではキーワードのごとくでてきます。
「現状にただ不満を持ち、将来に不安を抱えながらも、
そこを打破しようという意思すら奮い起こせない。
ただ、誰に向けることもなく、不平を口にしている。
それを僕は思考停止状態と呼ぶ。」 ~堀江貴文~
自分でも無意識のうちに思考停止状態、「オヤジ」に近づいていることに本書は気づかせてくれます。
そのなかで、身近に感じる思考停止状態についてご紹介いたします。
【会議にサンドイッチを買ってくるな】
会社で若い下っ端の社員が、有能かダメなやつかを一発で見わかる方法がある。
長時間の会議で、みんなで食べる食事を、買いに行かせればいい。
何を買ってくるか、指示は出さない。
そこでサンドイッチとペットボトルのお茶を買ってくるようなヤツは、
まず使えないと断じていいだろう。適当に目についた軽食を買ってくる者は、
間違いなく思考停止している。「このぐらいの食事が無難だろう」と考えるのを止めている。
※続きは本書でご確認ください。
考えるのを放棄している。面倒くさいで済ましている。
私も自覚する事象が多分にございます。
あらゆる状態において思考停止状態に陥りそうな人は、是非ご一読ください。
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タイトル:君がオヤジになる前に
著 者:堀江貴文
発 行:2010年10月31日
発行所 :株式会社徳間書店
RPおおぬま