「表紙のモデルさん綺麗だな~。」
まんまとジャケ買いさせられてしまいました。 笑
さて、今回はホステスさんを題材にされた著書をご紹介いたします。
ホステスさんたちのいるクラブ業界は、心が折れそうになる激しい競争の中で、
クライアントをリピートさせる高度な技術を数多く持っている人たちがたくさんいる業界です。
にもかかわらず、誰もその価値に気付いておらず、ママたちが描く本などは、何かと
「情熱」とか「真心」といった精神論や美学で片づけられてしまっています。
この「見向かれぬ価値」に目をつけ、彼女らの手法を分析したのが本書です。
本書の第二章『人を味方 にする方法』のなかで、
「共犯意識」を演出して良好な関係を築いていくというお話がでてきます。
共犯になる技術のひとつとして、
向かい合うのではなく、隣り合うという話がでてきます。
気功の世界では、「初めてのデートでは互いに向かいあってはいけない」と教えています。
気というのは、人間が出すオーラのようなもので、
これがぶつかることもあれば、相乗効果になることもあります。
二人の人間が向かい合うと「克」、
つまり互いの気が対峙し相手を制してしまいます。
しかし、隣り合うと自然に味方同士の関係になれるそうです。
まだ関係の浅い人とのデートは、ドライブや映画など、
「一緒の方向を見る」ものが良いとされています。
利害関係者と何時間も会議室で対面対峙することは大変なことです。
日本流の接待でもあるゴルフも同様です。
共通体験の場として作用し、人間関係を良好にします。
スティーブ・ジョブズもクライアントをよく散歩に誘っていたようです。
顧客との関係を築くことはどんなビジネスにおいても必要不可欠な能力です。
夜の世界を彩るホステスさんの技術。大変勉強になります。
いつか銀座のクラブ、行ってみたいです。笑
是非、ご一読ください。
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タイトル:指名される技術 ~六本木ホステスから盗んだ、稼ぐための仕事術~
著 者:斎藤由多加・堀江貴文
発 行:2015年8月
発行所 :ゴマブックス株式会社
RP おおぬま