2016年6月のおおぬま 特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ@五百田達成・堀田秀吾

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職場や学校などで、“嫌いな人”、“苦手な人”がいて、
それが思わぬ壁になってしまっている人も少なくないのではないでしょうか??

同じ内容を伝えているのに、自分の話が“通じる人”と“通じない人”がいる、
『特定の人としか~』このタイトルを見てすぐ、「私のことか?」と思った方も
多いのではないでしょうか?

著者は、作家・コラムニスト・カウンセラーで、
“日本一女心が分かる男”…という五百田達成氏と、
「明治一受けたい授業」に選出されるなど、
熱血指導が支持されているという明治大学教授の堀田秀吾氏です。

読み進めていくと、心が「冷める」というのは、人間の防衛本能で、
情報があふれている世界の中で、あらゆることに関わろうとすると頭も体もついていかなくなり、
必要最低限のコミュニケーションで生きていこうとするようになるそうです。

つまり、“苦手な人”というのは、自分が「冷めた」結果、
上手くコミュニケーションがとれないということです。

「いい人だと思っていたのに違った」「期待していた成果を出してくれなかった」
「何を考えているかわからない」「そもそも外見からして自分とは住む世界が違う」

……などをきっかけに、その相手に対して、「あの人は全然合わない」と、
“苦手”になったり、「仕方ない」と言いながらも、
心のどこかで不満を溜めて“嫌い”になってしまったりするのです。

しかし、こんな“冷めて”しまった心でも、もう一度温める方法があるぜ!っというのが、
本書に描かれた47つのエピソードを基に、紹介、解説されています。

中には、『クレヨンしんちゃん』や『ドラえもん』、『スラムダンク』や『ワンピース』など、
人気マンガの登場人物の性格、生き方を例に、誰でもイメージしやすい表現での説明もあって、
難しすぎず、とても読みやすい構成になっています。

そのひとつひとつのエピソードタイトルが実に秀逸です。
読みたくなります。

『記憶と宗教とディズニーとスタバ』『自分という怪物の飼い慣らし方』
『天才・凡人・中二病』『クレヨンしんちゃんとドラえもんの劇場版に涙するわけ』etc

気になりましたか?是非、ご一読ください。
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タイトル:特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ
著  者:五百田達成・堀田秀吾
発  行:2012年6月11日
発行所 :株式会社クロスメディア・パブリッシング

RPおおぬま