2016年6月のこしいし 叱られる力@阿川佐和子

叱られる力 (480x640)

こんにちは。1ヶ月ぶりのRPこしいしです。

今月ご紹介させて頂く本は、
阿川佐和子著、『叱られる力』です。

私はこの本を社会人になる前の3月に購入しました。
これまで生ぬるい環境に身を置いていたせいで、
私はあまり人から怒られるという経験を
したことがありません。
だから人から少し注意されるだけでも
気分が下がってしまいます。

しかし入社前の3月、これから上司や先輩に
たくさん怒られることがあるだろう。
そのためにも、叱られることについてもっと
前向きに捉えることが出来るように
準備をしておこう、と思い
この本を購入するに至りました。

ただ、買ったはいいものの、
結局本棚に寝かせたまま4月を迎え、
この本の存在すら忘れていました。

最近少しずつやることが増えてきて、
それと同時に注意されることも多くなり
気分が下がりっぱなしの自分、そして
やれと言われたことが出来ない自分が嫌になっていました。

今月はなんの本を読もうか。
そういえば、買ったまま放置していた本が何冊かあるな。
と、ふと本棚を見ると、
この本の存在を久しぶりに思い出し、
『今自分に必要なのはまさにこれだ!』
今月のブックレビューはこの『叱られる力』に決めました。

この本は叱られることに対して、少しだけ前向きになれる本です。
叱られたときに立ち直る方法は、まず誰かに話を聞いてもらうこと。
それを何回も繰り返していろんな人に話すうち、
自分の中で話の整理がつき、いつの間にか気持ちが楽になっていくのではないかな、
とこの本を読んで感じました。

また『 叱られるうちが華だ』とも著者は記しています。
一年目は特にたくさんの失敗をします。
自分では出来ていると思っても、出来ていないことが実は多くあります。

誰もが叱られたくはないと思いますし、叱られないように行動します。
しかし自分にとっては大丈夫だろう、と思ったことでも、
相手にとっては叱らなければならない重要な事項であり、
そこで初めて自分の未熟さに気づきます。
叱られることによって、自分のだめなところ、未熟な点を
自覚し、反省として自分の成長に繋がると私は考えます。

「叱られる力」はエッセイのような文章で、
気軽にさくさく読み進めることが出来ます。
ぜひご一読を。

#サンブログ #sunblog #書評 #ブックレビュー #叱られる力 #阿川佐和子

タイトル:叱られる力
著  者:阿川佐和子
発  行:2014年6月20日
発 行 所:株式会社文藝春秋

RPこしいし