2017年4月のこしいし 何者@朝井リョウ

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こんばんは。
おひさしぶりの投稿です、RPこしいしです。
あっという間に社会人生活2年目に突入しました。
今年度も元気に頑張ります!

さて、今回選んだ本は、朝井リョウ著、「何者」です。
約一年前に映画化もされたので、ご存知の方も多いかもしれません。
以前は小説を選ぶ時、ミステリー小説を選ぶことが多かったのですが、
最近は仕事関係の物語を選ぶことが非常に多くなりました。
「私、少しは大人になったかもしれないなぁ。」と感じる瞬間です。

本作は、仕事と言ってもその手前、
現代の「大学生の就職活動」がテーマです。

バンドを組み友人も多く、世渡り上手な光太郎、
留学経験があり、真面目にコツコツと努力を積み重ねる美月、
ボランティア、インターン活動を数多くこなす「意識高い系」の理香、
芸術の道を進むと公言し、頑なに就職活動を拒む隆良、
大学を辞め、劇団員として活躍するギンジ、
そして5人を俯瞰し、自分は自分、とマイペースに突き進む主人公。

この6人が「就活」という壁に向かってどう立ち向かっていくのか。
「こういう人、自分の周りにもたくさんいたな〜〜」と、共感の嵐でした。
こんなに共感する小説は、後にも先にも生まれないでしょう。
好きな小説は?と聞かれたら、本作か、伊坂幸太郎の「グラスホッパー」と言っています。
(ベタで、すみません。。。)

文中にTwitterのつぶやき風のレイアウトも多く出てきています。
「ほんとうにたいせつなことは、ツイッターにもフェイスブックにもメールにも、
どこにも書かない。ほんとうに訴えたいことは、そんなところで発信して返信をもらって、
そこで満足するようなことではない。」
という文中の一文が非常に印象に残っています。

本作の裏テーマは「SNSの使い方」だと個人的には考えています。
Twitter、facebook、instagramなど、多くのSNSツールが普及している中で、
それぞれの媒体をどう使い分けていくのが正しいのか。
正しいSNSの使い方とは何かを考えさせられます。

ちなみに私は本作がきっかけで、朝井リョウにハマりました。
本作の続編、「何様」もオススメです。
朝井リョウの現代の若者文化の描写が痛烈すぎて、もはや清々しいです!

それでは、また来月。
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タイトル:何者
著  者:朝井リョウ
発  行:2015年6月26日
発行所 :新潮文庫

RPこしいし