東京都千代田区に位置する丸の内は、赤レンガの駅舎が特徴の巨大ターミナル・東京駅の目の前に広がる、日本を代表するオフィス街です。
駅周辺には、丸ビルや新丸ビル、JPタワーなどの高層ビルがそびえており、国の重要文化財でもある重厚な駅舎との対比が印象的です。
緑豊かな皇居に隣接しているため、首都東京を象徴するエリアとしても知られています。
東京駅を核とする圧倒的な交通利便性
東京駅は、全国の新幹線と首都圏の在来線が結束する日本の交通網の中核です。
駅構内には地上ホームと地下ホームが複雑に配置されており、国内最多のプラットホームを持つ駅だけあって、驚くほど多くの路線が乗り入れています。
東京駅で利用できる路線には、以下があります。
- ・JR新幹線(東海道・東北・山形・秋田・上越・北陸)
- ・JR中央線
- ・JR京浜東北線
- ・JR山手線
- ・JR常磐線
- ・JR宇都宮線
- ・JR高崎線
- ・JR上野東京ライン
- ・JR東海道線
- ・JR横須賀線
- ・JR総武線快速線
- ・JR京葉線
- ・JR武蔵野線
- ・東京メトロ丸ノ内線
丸の内エリアには東京駅以外にも、東京メトロ千代田線の二重橋前駅や地下鉄5路線(東京メトロ丸ノ内線、東西線、半蔵門線、千代田線、都営三田線)が乗り入れる大手町駅があり、日比谷駅や有楽町駅も徒歩圏内。
無料巡回バス(丸ノ内シャトル)や都営バスの路線も充実しており、空路での出張の際にはリムジンバスで空港まで直行することもできます。
丸の内エリアが有する圧倒的な交通利便性が、国内外のビジネスハブとしての優位性を高めていることは間違いないでしょう。
日本初のビジネス街
丸の内という地名には「堀で囲まれた内側」という意味合いがあります。
江戸時代、この場所には江戸城(現在の皇居)があり、参勤交代の際に滞在する大名のための屋敷が立ち並んでいたそうです。
明治維新後は陸軍の軍用地として使われますが、軍部の移転が決定し、莫大な移転費用の捻出のために、丸の内一帯が払い下げの対象となります。
当時の丸の内は草が伸び放題の荒れ地だったうえに、皇居が近いことから建築認可基準が厳しく、なかなか買い手が見つからない状態でした。
そんな中、三菱社の2代目社長・岩崎彌之助が買い受けを決断。
1894(明治27)年には、日本の近代建築の父と称される英国出身の建築家、ジョサイア・コンドルが設計した「三菱一号館」が完成し、丸の内は日本初のオフィス街としての第一歩を踏み出したのです。
注目されるWell-bing(ウェルビーイング)への取り組み
丸の内エリアでは、人々が快適に過ごせる空間づくりが行われており、質の高いレジャーの街としても進化しています。
街路樹が美しい「丸の内仲通り」では、ランチやディナー、ショッピングやアート鑑賞が楽しめるだけでなく、スポーツ大会やフードフェスタ、イルミネーションなど、季節ごとにさまざまなイベントが開催されています。
実はこれらは、就業者のWell-bingに寄与することを目的とした施策の一環でもあります。
長年に渡って日本経済をリードしてきた丸の内は、「働きたいまち」であり続ける未来に向けて、次なるステージに突入しているのです。
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