東京の北東部に位置する豊島区は23区の中で人口密度がもっとも高く、オフィスだけでなく居住者も多いエリアです。
そこには個性豊かな街が集まっていて、さまざまの表情を感じられるのが特徴です。
それぞれがどんな街なのか特徴を捉えておけば、オフィス選びにも役立つかも知れませんね。
今回は豊島区についてご紹介します。
人で賑わう副都心と穏やかな住宅街
豊島区は東京23区の中では18番目の広さの街で、池袋という副都心機能を備えたエリアです。
池袋
商業施設の多くは池袋に集中しており、百貨店をはじめ大型の電気店や小売店、ホテル、劇場など若者だけでなく幅広い世代が楽しめる街を形成しています。
都市開発が進み公園なども整備され、ますます人が集うエリアになったといえるでしょう。
巣鴨・駒込
区の東側は「おばあちゃんの原宿」としても知られている巣鴨をはじめ、ソメイヨシノ発祥の地といわれている駒込など、下町の風情が残るエリアになっています。
長崎・千早
長崎・千早といった区の西側は、絵や彫刻を学ぶ学生たちのために「アトリエ村」と呼ばれるアトリエ付きの住宅が多く建設されていたことでも有名です。
また、かつて手塚治虫などが過ごしていた「トキワ荘」があったことなどから、芸術や文化色の強いエリアになっています。
目白・雑司ヶ谷
学習院大学でも有名な目白や雑司ヶ谷は、緑も多く自然豊かで静かな雰囲気を堪能できるエリアです。
豊島区の企業
総務省統計局(e-stat)「平成28年経済センサス活動調査」によると、豊島区の事業者数は18,962でした。
そのうちおおよそ24%が「卸売業・小売業」次いで「宿泊業・飲食サービス業」が16%と、この2つで全体の40%近くを占めています。
近年では「学術研究・専門・技術サービス業」や「福祉・医療」「情報通信業」などの業種が増加しているようです。
豊島区全体として販売やサービス業が盛んであることがうかがえます。
アクセス
豊島区は「池袋」「目白」「大塚」「巣鴨」「駒込」と山手線の5駅を擁しています。一大ターミナル駅である池袋を中心に、JR各線や東京メトロ各線が区内をカバーしているので多方面へのアクセスが容易です。
都電荒川線では「新庚申塚」から「学習院下」までの9駅が豊島区内にあります。
JRをはじめとした外の鉄道では、カバーしきれていないエリアに沿線が伸びており、かゆいところに手が届くような鉄道といえるかもしれません。
観光シーズンや道路状況に左右されやすく、スピーディーな移動には向きませんが、時間のある時や、遠方からのお客さまの観光案内にも便利な鉄道です。
また区内には春日通りや中山道といった幹線道路をはじめ、首都5号池袋線の東池袋や北池袋、首都中央環状線の西池袋など、高速道路のインターチェンジもあるので車でのアクセスにも困らないでしょう。
まとめ
豊島区はどのエリアも個性豊かで、全く違った雰囲気を感じられるのが特徴です。
特色がはっきりしているので、業種によってオフィスを構える場所を選ぶのもいいかもしれませんね。
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