2020/05/16オフィス探しに役立つ!オフィス不動産用語集

不動産業界には独特な言葉も多くあります。賃貸事務所探しをスタートしたばかりの時期には、「いったい何のこと?」と悩む方も少なくありません。そこで今回は、事務所探しをする際に、目にする機会も多い不動産用語について、わかりやすく解説します。

重説とは?

重説とは、重要事項説明の略です。借主は賃貸物件を契約する前に、不動産の登記や法令上の利用制限、取引条件など知っておくべき重要事項が数多くあります。これらについて、宅地建物取引業者が宅地建物取引業法第35条に基づいて一つずつ説明していきます。この説明を重要事項説明と言い、書面にまとめ、宅地建物取引士が記名押印したものを重要事項説明書と言います。
重要事項説明は法律に基づいて行われるもので、将来的な不動産トラブルを防ぐためのものでもあります。一つ一つの内容をきちんと理解しながら、先へと進めていきましょう。

定期借家契約とは?

定期借家契約とは、借地借家法に基づく契約の一種であり、契約の更新がなく、契約期間満了と共に賃貸借関係が確実に終了します。つまり「契約更新により物件を使い続けることができない」という特徴を持つ契約です。

一般的な賃貸借契約は、契約の更新を希望すれば原則として借り続けることができ、よほどの理由がない限り、更新の申し出を断られることはありません。気に入った事務所にて、長く営業し続けることも可能です。

一方で定期借家契約の場合、契約期間満了後にさらに使用し続けたいと思う場合は、借主・貸主の合意のもとで再契約を結ぶ必要があります。

償却金とは?

不動産の賃貸借契約時に、借主が貸主に対して預け入れる保証金や敷金のうち、退去時に返却されない金銭のことを「償却金」といいます。償却金を差し引いた残りの保証金や敷金が原状回復など、他の債務保証担保となります。

償却金については賃貸借契約に明記する必要があります。償却金がある場合はその金額等、よく確認することが大切です。

フリーレントとは?

フリーレントとは、賃料が無料であるという意味です。賃料が発生しない期間を契約によって定めることにより、その期間の賃料が免除されます。期間に決まりはなく、月末までの日割り分だけから、半年間分というものもあり、その期間は契約ごとに異なります。

フリーレントの最大のメリットは、賃貸借契約の都合で退去する物件と入居する物件の家賃が二重になってしまうのを防げる点です。

注意点としては、フリーレント期間中でも管理費や共益費、水光熱費などは支払う必要があります。また、賃貸借契約を一定期間内に解約するの場合、解約違約金やフリーレント期間分の賃料の支払いなどが定められていることがあります。契約の際には、その内容をしっかりと確認しておくことが大切です。

普段はあまり縁のない不動産用語ですが、知らないまま契約すると、思わぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。基礎知識だけでも身につけておくことで、物件探しをスムーズに進めることができるでしょう。

サンフロンティア賃貸では、わかりにくい不動産用語についても、できるだけわかりやすく説明させていただきます。賃貸オフィス探して迷うこと・困ったことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

TOPへ戻る