2019/09/27オフィス移転で忘れがちな廃棄物処理費とは?

移転に関わる費用として、つい忘れてしまいがちなのが、廃棄物処理費です。移転ギリギリのタイミングで出費が発覚し、慌ててしまうようなケースも少なくありません。

オフィス移転を検討するなら、廃棄物処理費についても早い段階で試算しておきましょう。処理費を節約するポイントも紹介します。

廃棄物処理費とは?

移転を機にオフィスを整理すると、通常出るゴミとは別に廃棄するものが出てきます。新オフィスでは使用しないデスクやいす・キャビネットなどのオフィス家具、パソコンやプリンターなどの備品、保管期間の切れた書類など、移転先に運ばない不要なものは廃棄物となります。

この不要なものを処分するためにかかる費用が、廃棄物処理費です。企業はオフィスから廃棄物を出す場合、『廃棄物の処理及び清掃に関する法律』によって適正な処理をすることが義務づけられています。そのため廃棄物を適正に処分するには、相応のコストを支払う必要があるのです。

廃棄物処理費の目安

オフィス移転の際には、さまざまな費用がかかります。廃棄物処理費は、その中でも見逃されやすい費用です。なぜなら、「物を捨てるためにコストがかかる」という認識が、まだまだ低い方も多いからです。

廃棄物処理費は、処分する廃棄物の量によって決定するケースがほとんどです。また処分のために業者の手を借りるほど費用はかさみやすく、廃棄物処理費として数万円~数十万円程度のコストがかかるケースも少なくありません。

正確な見積金額は、廃棄物処理業者から提示を受けることになります。相場と比較して安すぎる金額を提示する業者もありますが、産業廃棄物処理委託契約書を締結して適正な処理をする業者を選ぶことが大事です。

廃棄物処理費を節約するポイント2つ

状況によっては高額になってしまいがちな廃棄物処理費ですが、いくつかのコツを頭に入れておくことで賢く節約することができます。以下のポイントを実践してみてください。

分別や持ち込みなど、できることは自分たちで

廃棄品を分別・解体することで業者が処分費をとらないことの多い鉄くずなどに変えたり、処理施設へと持ち込むことでコストカットできる可能性もあります。ただし持ち込みに関するルールは、自治体ごとに異なりますから、実践前によく確認しておきましょう。

買取りサービスを利用する

自分たちにとっては不要でも、ほかの誰かから見たら欲しい!ということもあります。オフィス家具や電化製品は古いものでも買い手がいる場合があります。不用品がお金になれば儲けものですし、無料で引き取ってもらうだけでも、処理費用を節約できます。処理する前に専門業者に連絡し、一度査定を受けてみてください。

廃棄物処理費は、ちょっとしたポイントをおさえて行動することで負担を減らすことも可能となります。オフィス移転が決定したら、しっかりと予算を組むと共に、節約にも取り組んでみてはいかがでしょうか。

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