2019/11/15賃貸オフィスの契約前に確認するべき点3つ

賃貸オフィスを借りる際には、何かと煩雑な手続きが必要となります。やるべきことが多く、「あれもこれもしなくては」と混乱しがちな時期ではありますが、この時期の確認を怠れば、後々のトラブルにつながってしまう可能性もあるので、慎重に行う必要があります。

今回は、賃貸オフィスを契約する前に、必ず確認しておくべきポイントを3つ紹介します。

契約スタイルについて

賃貸オフィスを借りる際には、さまざまな契約スタイルがあります。

  • 普通借家契約(普通建物賃貸借契約)
  • 定期借家契約(定期建物賃貸借契約)
  • 施設利用契約

普通借家契約であれば、契約満了後も更新手続きを取ることによって、そのまま入居し続けることができます。一方で定期借家契約の場合、あらかじめ契約期間が決まっていて、その期間が経過した後は退去しなくてはいけません。またこの2つは借地借家法が適用されます。

施設利用契約は、シェアオフィスなどでよく用いられている契約方式です。通常は短期契約が多く、契約内容がシンプルで利用しやすい一方で、実態として「建物」の賃貸借といえるかどうかで借地借家法が適用されないこともあり、借りている側が主張できる権利が弱いという特徴があります。

契約は何でもよいわけでなく、自身が思い描く使用スタイルに合った契約方法を選択することが大切です。契約時に説明されるはずですから、聞き漏らさないよう注意しましょう。またよくわからないことがあれば、必ず契約前に確認して、クリアになってから契約することが大切です。

解約時のルールについて

契約前から、解約のことを話すなんて……と思う方もいるかもしれませんが、契約前だからこそきちんと確認しておきたいのが、こちらのポイントです。解約時のルールが明確でないことが原因で、トラブルに巻き込まれてしまうケースも少なくありません。

  • 中途解約と違約金について
  • 解約予告期間について
  • 原状回復の範囲や金額について

双方の理解にすれ違いがないよう、しっかりと確認しておきましょう。契約前のタイミングであれば、借り主にとって不利なルールを変更してもらえるよう、交渉できる可能性もあります。

だからこそ、このタイミングでの確認を心掛けてみてください。

禁止事項や契約解除の条件について

せっかく契約した賃貸オフィスであっても、禁止事項に触れれば、オーナー側から退去を迫られる可能性もあります。どのような行動が禁止事項に当たるのか、またどうなった場合に契約解除となるのかについても、しっかりと確認しておきましょう。

禁止事項としては、

  • 第三者への転貸や占有
  • 夜間や休日の使用
  • 騒音やペット飼育

といった項目を設定しているケースが多くあります。自社の使用用途で抵触するルールがないかどうか、確認しておくと安心です。

また契約解除になる原因としては、賃料の滞納が挙げられます。ごくまれに、「1ヶ月以上滞納した場合は、即契約解除」と、非常に厳しいルールを設定しているオフィスもありますから、こちらもチェックしておきましょう。契約前の段階であれば、ある程度交渉をすることも可能であり、それによって入居後の満足度もアップするはずです。

契約前のタイミングは、オーナーと条件について交渉できる絶好のチャンスでもあります。これから先安心してオフィスを使い続けていくためにも、ぜひ今回紹介したポイントをチェックしておきましょう。

わからないことがあれば、担当の不動産会社に遠慮なく質問するのがベストです。私共サンフロンティア賃貸では、お客様お一人おひとりの疑問や不安に対して、真摯に向き合っています。どんなことでもお気軽にご相談ください。

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