オフィスを移転する際には、さまざまな作業が必要となります。何かと忙しい時期ではありますが、ぜひ実施したいのが、入居前の室内の実測です。実測が必要な理由や、具体的に計測しておきたいポイントなどを解説します。
入居前の実測が必要な理由は?
オフィス移転について検討する際には、不動産会社から提示された図面をもとに、物件の選定を行う方も多いことでしょう。
不動産会社でもらう図面には、借りる側にとって必要な情報が数多く詰め込まれています。
「この情報があれば十分だろう」と思ってしまう方もいるかもしれませんが、実はこれは危険です。
こうした図面は、簡易的に作られたものも多く、必ずしも全てが正確とは限らないからです。
図面をもとに現地で実測することで、確実に正しい情報を把握することができます。オフィス移転のイメージも、より一層湧きやすくなるでしょう。
どんな情報が必要?
オフィス移転前の実測では、次の点をチェックしてみてください。
- オフィス全体の面積
- オフィス内の、各部署で使える面積
- 柱や梁の位置
- コンセントの位置
- 空調や防災装置、非常用侵入口の位置
- 玄関、入口ドア、エレベーター、廊下のサイズ
実現したいオフィスレイアウトがはっきりしている場合、本当にそれが可能なのか、現地で確かめてみることも大切です。家具の大きさや通路幅なども踏まえてチェックしていきましょう。
実測時は幅、奥行きだけでなく、高さも採寸しましょう。梁の位置や形によって、棚などの備品が置けないといったことが防げます。
防災上、非常用侵入口の周囲には物は置けないなど、防災装置、非常用侵入口には法令での規定があるので、その位置は確認しておきましょう。
また、実測時には、IT環境の調査も同時に行っておくのがおすすめです。その先の手続きを、効率よく進めていけます。
プロのサポートサービスが便利!
オフィス移転は、会社にとって非常に大きな出来事です。
ちゃんと実測をしてレイアウトを作成しても、搬入時に荷物が入らない、レイアウトどおりの配置にならない、動線が悪い、社内の使い勝手が悪いといった問題が起きることがあります。
こんな時には、プロのサポートサービスを利用するのがおすすめです。
部屋内の面積をきちんとプロに測量したうえで、希望に応じた確実なオフィスレイアウトを組んでもらうことができます。プロの手で現地調査・プランニングを実施してもらうことで、移転前の計画に漏れが生じるリスクも低下できます。
まとめ
オフィス移転時には、入居前の実測も忘れずに行っておきたいところです。図面だけではなく、現地で実際に計測してみることで、初めてわかる情報も多いはずです。
少し面倒に感じるかもしれませんが、後々のトラブルを避けるためにも、ぜひ実施しておきましょう。
サンフロンティア賃貸では、寸法の入った図面各種をご用意しており、無料でレイアウト作成を行っています。
またオフィス移転に関するトータルサポートをしておりますで、「オフィス移転を考えているものの、何からスタートすれば良いのかわからない……」といったご相談も受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。