オフィスを内見する時には眺望や広さだけでなく、細かくチェックしておきたいことがたくさんあります。
実際に内見する時に見落としがないよう、事前にチェック項目を作っておくのも便利ですよ。
今回は内見の時に、とくに注意して見ておきたいポイントについてご紹介します。
レイアウト
専有スペースの状態によっては、思い通りのレイアウトができないこともあります。
実際に見て確認すれば、よりイメージもしやすいでしょう。
床仕様と天井高
最近多くなってきたOAフロアは、配線を床下に隠せる便利な設備です。
初めから設置されているかどうかで、初期工事の費用も変わってきます。
また後からOAフロアを設置しなければならない場合は、天井の高さにも気をつけておきましょう。
数センチから数十センチ程度底上げされるので、天井が低い場合はより空間が狭く感じてしまう可能性もあります。
柱や梁の有無
ワークスペースに柱がない造りの場合、自由にレイアウトがしやすく、見た目にもスッキリしています。
しかし、物件によってはワークスペース内に柱がいくつかある場合もあるので、レイアウトによってうまく避けられるか、導線の邪魔にならないかなどもチェックしておくべきポイントです。
梁も場所や高さによって、備品が置けないといったこともあります。レイアウト図とメジャーを持って、できる限り計測することをおすすめします。
機能・設備面
仕事の効率を上げるためにも、機能面の快適さは欠かせません。当たり前と思っているものが心地よく利用できないと、ストレスに感じてしまうこともあります。
電気容量や配線環境
オフィスにはパソコンをはじめとした電気製品はかかせません。
それを快適に使うためにも、電気容量やコンセントの位置や数はあらかじめ調べておきましょう。
携帯電話の電波状況
各所への連絡にスマートフォンを使うことも多くなった現代において、電波状況の悪さは仕事に支障をきたすこともある重要な問題です。
ビルが建ち並ぶオフィス街の場合、場所によってはうまく繋がらないこともあるので、電波状況の良し悪しは確認しておきましょう。
できれば各キャリアで繋がるかどうか確認しておくとより安心ですね。
エレベーター
出社やランチタイムにエレベーターを長く待つのは、ストレスになります。ビルの大きさに対して、エレベーターの台数は適当かなどチェックしておきましょう。
また搬入用のエレベーターや、日常的に使える階段があるかなど、混雑時や荷物搬入時に移動を分散させる手段があるかどうかを確認しておくことも大切です。
安全面
社員の安全を守るうえでも、セキュリティ面は万全にしておきたいところです。
セキュリティ
オフィスビルでは、主に「機械警備」か「常駐警備」でセキュリティ管理が行われています。
「機械警備」は警備会社が対象物件にセンサーを設置して、侵入者や火災などがあった場合警備会社に通報される仕組みになっているものをいいます。
「常駐警備」は警備員や用務員などがビルに常駐しているので、何かあった際にはすぐに駆けつけてもらえます。
どちらがいいか一概にはいえませんが、これらの管理がきちんとされているビルを選ぶと安心ですね。
オートロック
オートロックは開錠時間が決められている場合もあります。
時間外になると施錠されてしまうので、社員の出退勤時間に対応しているかチェックしておくと安心です。
火災報知器や防火扉など防災設備
消防法で火災報知器の設置は義務付けられていますが、どこについているか、また火災時に防火扉などがどのように閉まるのか、確かめてください。
非常階段などへの通路は物を置いてはいけないことになっているので、避難経路を確認しておくことで、オフィスレイアウトの動線確保に役立てられます。
共有部分
トイレや給湯室
衛生面は快適さに直結する部分なので、掃除が行き届いているか、説備が新しいかなどチェックしておくとよいでしょう。
ほかのフロアをはじめ、ビル全体の雰囲気
忘れがちなのが、ほかの入居企業やビル全体の様子です。
同業種が多ければ交流を図れたり、逆に異業種が多い場合は新たな取引に繋がったり、事業の発展に役立つこともあるかもしれませんが、逆に企業イメージとそぐわないといったデメリットになることもありえます。
このほか、エントランスや外観などの清潔さや共有設備の管理が行き届いているか、駅からの通勤経路や周辺環境なども確認しておきましょう。
まとめ
オフィスは簡単に移転できるものではないため、内見する際にはしっかりと納得がいくまで細かく確認することをおすすめします。
時間帯を変えて、周辺の雰囲気やビル内の様子を見てみるのもいいかもしれませんね。
理想のオフィス探しはサンフロンティア賃貸がサポートいたします。わからないことや気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。