今の時代は「携帯電話がなくては仕事が成り立たない!」という業種があるかもしれません。
昔ながらも業種でも、携帯電話で顧客とスピーディーに連絡を取りたいことが多いでしょう。
ビジネスに欠かせない携帯電話ですが、オフィスでその電波が弱いと通話やネット検索などに不具合が生じがち。
もしも「電波が弱いな」と感じたら、どうすべきなのでしょうか。
■契約している通信会社に相談する
会社から支給されている携帯なら、会社が契約している通信会社に総務や担当の部署から連絡を入れましょう。
日本の企業であれば、docomo、au、SoftBankをはじめとした通信会社に連絡することになるでしょう。
該当の通信会社に電波が悪い状況を説明すると、改善する方法を提案してくれます。
ほとんどの通信会社で多くの場合、まず電波の強度を測る電波調査をおこないます。
強度が弱いという判定が出れば、電波を増幅する装置の借り入れを勧められます。
その装置の設置料は、基本的に無料です。
ただし、装置を利用している間に発生する通信料(パケット代)や電気代は利用者側の負担となりますので注意しましょう。
また、場所によっては基地局の電波状況の設定を調整したり、基地局の増設を検討してもらえる場合もあります。
■Wi-Fiの調子が悪い場合
オフィスのインターネット設定がWi-Fiの場合、やはり電波状況が悪くなるケースがあります。
インターネットを利用していて「速度が遅い」と感じたら、電波状況が悪くなっている可能性が考えられるため、スムーズな業務遂行のために改善をおすすめします。
以下の項目をチェックしてみましょう。
- Wi-Fiルーターの周辺に電化製品が集中していないか? Wi-Fiルーターの周辺に電波を飛ばす電化製品があると干渉が発生し、Wi-Fiの電波が弱くなることがあります。
- Wi-Fiルーターの周辺に柱などの電波を遮る物質がないか? Wi-Fiルーターと携帯電話の間に柱などの電波を遮る物質があると、電波が届きにくくなります。
- Wi-Fiルーターに対して、電化製品の接続台数が多すぎないか? Wi-Fiルーターには推奨する接続台数があります。
接続台数が多すぎると電波が弱くなり、接続スピードが遅くなったり、接続できない現象が発生したりしやすくなります。
このような状況であれば、Wi-Fi機器の周辺環境を改善しましょう。
また同じWi-Fiルーターを長く使っているなら、最新の規格にスピードが対応できないことがありますので、替えることを検討してもいいかもしれません。
改善を試みても問題が解消しないのであれば、接続機器をレンタルしている会社かWi-Fi機器の販売元への連絡をおすすめします。
■電波状況は改善できる
携帯電話の電波状況は、ある程度であれば改善させることができます。
通信会社側も電波トラブルには積極的に対応してくれますので、不具合があれば早めに連絡してみましょう。
早ければ数日中に改善することが珍しくありません。
Wi-Fiの電波はWi-Fi機器の設置場所を変えることで、大きく改善する可能性があります。
まずは考えられる方法を試し、それでも改善しなければ専門業者に相談しましょう。