昨今、多くのオフィスでできる限りの新型コロナウイルス感染症対策を取っています。
マスクの常時着用、手洗い・うがいの励行にはじまり、身の回りの消毒、飛沫防止パネルの設置など気を配ることも多いでしょう。
ニューノーマルのオフィススタイルが浸透しつつある今、現在の感染症対策だけではなく、アフターコロナを視野に入れたオフィスレイアウトが注目されています。
感染症対策に有効だと考えられるオフィスレイアウト
感染症対策としてオフィスレイアウトに取り入れやすい例を見てみましょう。
デスク同士の距離を取る
デスクが密接していると、会話をはじめとした動作や仕草・身体的反応で感染確率が上がる可能性があります。
デスク同士の距離が取れるレイアウトに配置し直し、適切な距離を取ると効果的です。
換気の励行
感染症対策にはオフィス内のこまめな換気が必要です。
扉や窓、換気扇をふさがないように周辺のオフィス家具を移動したり、空気の循環を良くするサーキュレーターの配置を検討しましょう。
可能な限り動線を一方通行にする
従業員が向かい合う機会を減らすために、動線を一方通行にするのも効果が期待できます。
人が集まりやすい休憩スペースの入り口と出口を分ける、方向指示のマークを設置するなど、目に見えやすいレイアウトの変更が考えられます。
デスク配置の種類
デスクの間に距離を作ることを前提に、配置についても考慮しましょう。
パーティションを活用したブース配置
パーティションを各自の机に設置し、個室のように配置する方法です。
業務に集中しやすいメリットがある反面、コミュニケーション面に不足を感じる可能性もあります。
斜めの対面配置
斜めに対面する形で向かい合った配置です。
正面から顔を合わせないため、飛沫が飛びにくいメリットがあります。
パーティションを設置すれば、飛沫の飛び散り防止効果をさらに高められます。
背中合わせの配置
背中合わせに配置すれば、前方からの飛沫感染を防ぎやすくなります。
コミュニケーションが必要な時には振り返ればよいため、幅広いタイプの業務で活用できるでしょう。
配置によっては前方にパーティションを設置しなくてもよいため、経費を考えつつ感染症対策をしたい時におすすめです。
レイアウトはオフィス面積も考慮する
取り入れたい配置方法があっても、オフィス面積によっては実現が難しいパターンがあります。
とくに斜めの対面配置は、従来一般的だった前後左右に接した配置よりも、使う面積が広くなります。
感染症対策を視野に入れた模様替えをする時は、オフィスの広さを考慮したレイアウトにしましょう。