会社経営にとって、なくてはならないのが「社員」です。人口減少が進むこれから先の日本では、どう働き手を確保していくか。そして手元で育てた社員は、健康的にできるだけ長く働き続けてもらうかが非常に重要な課題となります。
こうした考えのもと、近年は社員の健康作りを意識した福利厚生を充実させる企業が増えてきています。しかし、コストや手間を考えるとなんでもいうわけではありません。無理なく実践できる範囲で、なおかつ会社・社員両方にメリットが大きいものを選択する必要がありますが、そこで挙がるのが「食事補助」です。今回は食事補助の取り組みの一つとして、オフィス向け仕出し弁当サービス導入のメリットについて紹介します。
メリット1「手軽に食事補助を実現できて、金銭的メリットが大きい」
食事補助は条件を満たせば福利厚生費として計上することができるので、会社の節税につながります。社員の食事補助として多いのは「社員食堂の整備」ですが、これには調理用の場所の設備や人材の確保など多額のコストがかかります。一方で、仕出し弁当の配達サービスを契約し、その代金の一部を会社側が負担する制度を取り入れれば、必要なのは食事を食べる場所と弁当代のみになるのでコストは低額であり、手軽に導入することができます。
社員としては昼食代という金銭的な負担が減ります。毎日の昼食ですから、給与は同じでも食事補助があるかで実際に使える金額に差が出てきます。
メリット2「食事サポートで健康意識を高められる」
毎日の食事は、人間の健康に深く関わっています。会社全体として社員の健康に気を配っていても、その食事内容にまで目を向けるのは決して簡単なことではありません。もし偏食や節約で食事を抜くといった食事の乱れがある社員がいると、長い目で考えても会社に良い影響を与えるものではないでしょう。
会社への仕出し弁当サービスを契約すれば、仕事をする上で影響を与えやすい「昼食」を会社側がサポートすることにもつながります。栄養バランスや塩分摂取量などにこだわったお弁当も多いですし、1日のうち1食、社員がなにを食べたかを把握できるのは社員全体の健康作りにも役立つのではないでしょうか。
メリット3「ランチタイムが自然とコミュニケーションの場に」
会社に仕出し弁当を宅配してもらえば、必然的に社員みんなで会社内にて食事を囲むスタイルになります。昼食のために外出しなければ休み時間をゆっくり使えますし、またみんながバラバラになることもありません。ごく自然に会話がスタートすれば、お互いのことをより深く知るきっかけにもなるでしょう。
社員それぞれが気持ちよく仕事をするためには、相互理解が欠かせないポイントですが、現代社会においては「そのきっかけや場所がない」と感じている方も少なくありません。仕出し弁当をきっかけに「社内で昼食をとる」スタイルが一般化すれば、社員同士の絆も深まりそうですね。
まとめ
求職者・就業者ともにあって良かった福利厚生でTOP3に入るのが食事補助です。食事補助として手軽に導入しやすい仕出し弁当サービスは、会社・社員どちらにもメリットの大きいので職場環境の充実につながります。社員にとって魅力のある職場づくりを推進し、また社員それぞれが活き活きと働ける環境を作るためにも、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。