共働き家庭が増えている今、「仕事」と「家事」をどのように両立させるのかは、非常に重要な問題です。
実際に、「夫婦間の家事バランスが取れない」「両立できないまま、精神的に追い詰められている」なんてお悩みを抱える夫婦も少なくありません。
仕事と家事を両立させるためには、いったいどうすればよいのでしょうか? 3つのコツをお伝えします。
完璧を目指さない
仕事と家事、どちらも完璧を目指すのは、残念ながら不可能です。
仕事も家事も、完璧にこなすためには、それ相応の時間や手間がかかるもの。どちらか一方のみを極める方と比較して、完璧度で劣ってしまうのは仕方がないことでしょう。
仕事と家事、両方で完璧を目指そうとすると、犠牲になるのは自分自身です。余裕がなくなって家族に当たり散らすようなことになれば、夫婦仲や家族仲に深刻な影響を及ぼしかねません。
「ではいったいどうしたら……?」と悩んだ時には、優先順位をハッキリさせましょう。
優先順位の1位、2位、3位までを頑張れたら、後は適度に手を抜くことが大切です。優先順位が①子ども、②仕事、③毎日の食事であれば、洗濯や掃除は、週末にさっとこなすだけでもOKですよ。
サポートはフル活用しよう!
優先順位をはっきりさせていても、家事と仕事の両立を目指す方の中には、「時間も手も足りない!」と悩む方も少なくありません。
こんな時には、活用できるサポートをフル活用する覚悟も必要です。
「共働き家庭のサポート=お互いの両親」というイメージを抱く方もいるかもしれませんが、それ以外にも活用できるサポートは多くあります。
- 食洗機や洗濯乾燥機、お掃除ロボットなどの便利家電
- 食事の準備や掃除など、かゆいところに手が届く家事代行サービス
- 両親不在の時に頼れる、ファミリーサポート
これらのサポートを活用する上で、重要なのは事前準備です。家事と仕事の両立を目指す上で、自分にとって必要なサポートは何なのか、ぜひじっくりと検討してみてください。夫婦で話し合って、意識を共有しておくことも大切です。
自分の時間を大切にする
仕事と家事の両立を目指す上で、つい忘れがちなのが「自分時間の確保」です。
仕事や家事に追い立てられているうちに、余裕をなくしてしまうのですね。実際に、「自分の時間は実質ゼロ」と語る方も少なくありません。
しかし自分の時間とは、自分の内面や心と向き合う大切な時間です。
心の底からリラックスしたりリフレッシュできたりするのも、自分の時間が持てるからこそ。両立のために、自分を犠牲にするのはおすすめできません。
一時的には仕事も家庭もうまくいっているように思えるかもしれませんが、いずれ崩壊してしまいます。
気力や体力が限界を迎える前に、自分の時間を持てるように調整しましょう。
自分のためだけに有給を使うのもよいですし、楽をするために家事代行サービスを依頼しても、大丈夫です。
自分の気持ちに決して嘘をつかないこと、そして体力的にも精神的にも無理をし過ぎないことが、家事と仕事を両立させる上で非常に重要なポイントなのです。
まとめ
仕事と家事を両立させるためのコツは、いかがでしたか? 「よし、頑張ろう!」と思っている時には、ついつい無理をしてしまいがちです。
雑誌などでは、「理想の両立スケジュール」なんて企画を目にすることもありますが、気にし過ぎる必要はありません。
自分自身のペースで、できること、できないことを見極めてみてくださいね。