東京さんぽNo.43 ~東京十社めぐり⑥ 白山神社、王子神社 ~

皆様いかがお過ごしでしょうか。

東京さんぽでは、隠れた東京の魅力をお伝えしております。

 

東京2020パラリンピックも、感動のうちに幕が降りました。
選手村に隣接する豊洲大橋が先日開通し、元通りになりつつあります。

これまでパラリンピックはほとんど競技を見たことがなく、
多くの超人達に本当に驚きました。
キックだけで背泳ぎする選手、
トライアスロンと車いすマラソンに挑戦した選手、
車いすラグビーの女子選手、66歳でマラソンに出場し入賞した選手等々、
人間には無限の可能性があることを改めて気付かせていただきました。
選手の皆様ありがとうございました!

さて、「東京十社めぐり」の第6回目は、2つの神社をお送り致します。

 

東京十社めぐり⑤ 赤坂氷川神社、日枝神社

 

赤坂見附駅から紀尾井町を抜けて小石川方面へ向かい、
東京ドームの北側を回り白山通りへ。日枝神社から一里半(約6km)。
雲行きが怪しくなってきたので、少々急ぎます。

古図(下にスクロールしてください)

 

都営三田線の白山駅を過ぎてすぐ左折すると、参道です。


加賀一宮白山神社を分祀したことがルーツで、地名の由来にもなりました。
江戸時代初期に現在地へ。五代将軍徳川綱吉公と生母桂昌院の信仰を
受けたとのこと。3000株の紫陽花があるとのことですが、
この時は少し早かったです。

 

ここに「孫文先生座石」のレリーフがあります。

台湾では「国父」と呼ばれている孫文は、辛亥革命の前年である
1910年5月に白山神社を訪れました。
この場所で「革命の成功を確信した」と言われています。


今度は紫陽花の時期に来よう。御朱印をいただいて、次の地へ。

 

一路王子駅を目指します。六義園、駒込駅、旧古河庭園、
渋沢栄一公のゆかりの地である飛鳥山公園を過ぎると、
王子駅に向かわずに王子神社へ。


王子神社は鎌倉時代末期に、領主豊島氏が紀州熊野三社より王子大神を
お迎えして、改めて「若一王子宮」としてまつったのが
始まりとされています。

その後、徳川家康公が将軍家祈願所と定め、
歴代将軍が社殿を造営しました。
八代将軍徳川吉宗は紀州藩出身であることから、隣の飛鳥山を寄進。
桜を植え江戸庶民の憩いの場となり、飛鳥山公園の基となりました。

 

本殿向かって左手にある「毛塚」。末社の「関神社」です。

御祭神は蝉丸公。百人一首にも選ばれている歌人です。

姉のためにかつらを作ったという伝説により、
髪に関する仕事、理容関係の方が参拝したり、髪に悩みのある方が
お参りしたりするそうです。


ただ、よくここまで走ってきたよな。あと2つ・・。

 

白山神社  東京都文京区白山5-31-26

王子神社  東京都北区王子本町1-1-12

 

東京十社めぐり

 

kx@g