『基本が大事』
皆さんも、勉強やスポーツ、仕事において、あらゆる場面で、
幼いころから親や先生、先輩や上司、様々な人から教わり、学んできたことだと思います。
では、『基本』とはなにか?
「まずは基本をしっかり身に着ける」
基本の最初の一歩、スタートラインに位置付ける考え方
「この辺で基本に立ち返ろう」
前進したあと、さらに進むための次の一手としての位置付ける考え方
「基本をおろそかにしない」
周囲においていかれないための要素として、防御、守りとして位置付ける考え方
「基本がしっかりしているかどうかで最後に差が出る」
一歩抜きんでるための攻撃、攻めとして位置付ける考え方
基本には様々なバリエーションがあります。
本書は、
世界最強の投資銀行:ゴールドマン・サックス、
世界最高のコンサルティングファーム:マッキンゼー&カンパニー
世界最上級にビジネス士官学校:ハーバード・ビジネス・スクール
上記の、世界に名だたるエリート集団の組織で著者が学んだ、
能力や経験に関係なく実行できる、一生成長し続けるための
「仕事の基本」が綴られております。
皆さんも日々の仕事のなかや勉強をしているとき、
基本の大切さを実感する機会があるはずです。
基本が大切、などということは、
あらゆる事象でいわば大多数の方が感じているはずです。
1.成果を大きく左右する本質的で重要なこと
2.多くの人が知っていること
3.継続的に実践することが難しいこと、
著者は基本の定義として3つあげておりますが、この③が非常に重要です。
スポーツも勉強もそうですが、基礎練習、反復練習は退屈であきてしまうもの、
つらいものが多くあったかと思います。
しかし、誰もが大切にしてきたはずです。
基礎、基本なんてどうでもいい、
なんていう指導者、監督、先生はいなかったはずです。
しかし、継続が難しいのです。
『基本』は継続的な実践なくして成果には結び付きません。
『基本』を実践する自分自身を後押しする内面の力に、
一人ひとりが自ら積極的に働きかけ、
その力を最大限活用する推進力は、以下の3つです。
Ⅰ.自分はやればできるという「自信」
Ⅱ.自分が率先して貢献しよう、という「責任感」
Ⅲ.自らが設定した「高い目標」に向かう信念
これらの3つは相互に影響します。好循環を生み出します。
「自信」を生み出すものは、小さな実績の積み重ねです。
そのスタートラインに基本があります。
心に芽生えた「責任感」は、自分を基本に立ち返らせてくれます。
高まった「目標」は、次の一歩にむけて基本を大事にさせてくれます。
本書では、基本を実践するためのこの「自信」、「責任感」、「目標」に焦点をあて、
進行していきます。世の中でエリートと称される方々も飽くなき反復練習を、
泥臭い努力を積み上げていることを知ります。
世界のエリートたちも実践する小さな当たり前、
基本から目を背けずにしていきたいものです。
是非、ご一読ください。
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タイトル:世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?実践編
著 者:戸塚隆将
発 行:2014年8月30日
発行所 :朝日新聞出版
RPおおぬま