2016年7月のこしいし 働き方@稲盛和夫

2016年7月のこしいし 働き方@稲盛和夫 (459x640)

こんにちは。
またまた一ヶ月ぶりのRPこしいしです。

梅雨も明け、これから本格的な夏の到来となります。
私は夏うたをたくさん聴きながら、毎日元気に出社しております。
体調に気を付けて夏を乗り切りましょう!

さて、今回選んだ本は稲盛和夫著「働き方」です。

ご存知の方も多いかもしれませんが、
2016年度入社の新卒社員は毎月、
千葉の顕誠館で1泊2日の宿泊研修を行っています。

研修では不動産の知識は一切学びません。
毎月テーマが掲げられ、人生における考え方や哲学を学ぶ場として、
教育担当者、そして24名の同期と議論を重ねています。

そして7月度の合宿研修が16・17日に行われました。
今回のテーマは「志」。

幕末の武士、吉田松陰は「志を立てて以って万事の源となす」という言葉を残しました。
松陰は「まず志を立てることからすべては始まる」と考え、
弟子たちの心の中に志を確立することを松下村塾での教育の主眼に置きました。

この本には、「心の持ち方を変えれば、自分を取り巻く世界は劇的に変わる」
と書かれています。

稲盛氏も、もともとはどこにでもいるような、
努力をすることは苦手でむらのある青年であったそうです。

しかし、そんな普通の青年がなぜ京セラを大企業へと飛躍させていったのでしょうか。

それは、自分から仕事を好きになろうと努めたからです。
仕事を好きになる、というと、
どのように好きになればよいのかわからず、壮大なことのように聞こえます。
しかしまず彼は「この仕事が嫌いだ」というネガティブな感情だけは心から追い払って、
目の前の仕事に打ち込んでいたそうです。

これは稲盛氏の「志」の強さがあったからこそ、実現できたことだと私は思います。
「志」がなければ、平凡な青年は平凡なままで終わってしまったと思いますし、
仕事を好きになることもなかったと思います。
京セラももちろん誕生しなかったでしょう。

『志』とはなにか。

私は、目標に対してどんな目的を持って臨むのか、
という目的意識のことだと考えています。

なぜ働くのか。なんのために働くのか。
仕事の目的をこの本を通して考え直してみると、
自分自身気づいていなかった志が見えてくるかもしれません。

ぜひご一読を。

RPこしいし

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タイトル:働き方
著  者:稲盛和夫
発  行:2009年4月5日
発行所 :株式会社三笠書房