かじさんぽ ~日本橋・人形町編(麒麟の翼ごっこ)

皆様、お久しぶりでございます。

前回休載し、寂しがっている読者が多数いらっしゃるという声をいただきました。
皆様におかれましては、さぞかし私に会いたかったのではないかと推察いたします。

今回はコラム特別編でございます!!!
日本橋・人形町を歩いたわけですが、
さんぽと言うよりも、映画『麒麟の翼』ごっこをしてきました。

『麒麟の翼』は、あの東野圭吾が書いた
ミステリー「加賀恭一郎シリーズ」の9作目にあたり、
皆さんおなじみの阿部寛さんが主演の作品です。この映画には中井貴一さん、
新垣結衣さんというそうそうたるメンツが出演しております。

この映画、舞台がなんと!!日本橋&人形町!!!
ご存知の方も多いと思いますが、日本橋は私が担当しているエリアでもあります。

言ってしまえば、庭です、庭。

そういうわけでこの映画が世間を賑わしているというのに、
このコーナーで取り上げないわけにはいかない。
よって、「麒麟の翼ごっこ」をすることにしたのです。

日本橋・人形町を散歩するテーマとして映画の中から取り上げたのが『七福神巡り』。
この物語の中で、中井貴一さんが演じる青柳武明が日本橋の七福神巡りをするシーンがあります。

今回、その『七福神』を巡ってまいりました。
かじさんぽで七福神巡りをすると・・・・・
こうなる!!!


120516_05_02-1最初に『茶の木神社』に行ったのだが、
いきなり疲れた、、、、、、、
休憩、休憩!! 休憩だぜー!!!


120516_05_03-1ただし!!!!
これは、「麒麟の翼ごっこ」。

あくまでこの物語に出てきたお店に入ることに。 打ってつけのお店が近くにある。
『カフェ ドルチェ』

水天宮の北西側交差点にあり、
和菓子の三原堂本店の2階にあるお店。


120516_05_04-1 映画の冒頭に、
こちらのお店で阿部寛さんがアイスコーヒー、
田中麗奈さんが温かい紅茶を飲んで
話をしているシーンがある。

当然ですが、同じものをオーダー。
そして、撮ったのがこの写真。


映画をご覧になった方はお分かりになると思うが、 写真のアングル・座席・飲み物の配置まで
映画を真似した。私が加賀恭一郎に見えてきた。

お相手の女性は、
「今回の大傑作品に出演することは中々できない非常に貴重な体験だから、是非出演したほうがよい」
と話したにもかかわらず、照れ屋さんなのか「恥ずかしいから絶対出たくない」と言ってきた。
よって顔はモザイク。 加賀恭一郎を満喫することができた。


120516_05_05-1 次!『水天宮』。


120516_05_06-1そして『松島神社』・・・・

と、ここで次の『末広神社(毘沙門天)』に
行く途中、甘酒横丁を横切る。


120516_05_07-1しかし、甘酒横丁を素通りし、
何もなかったで済まされるわけがない。

なぜなら! そおっ!!
この甘酒横丁にこそ、
鯛焼きの『柳屋』があるからだ!!!!


120516_05_08-1このお店は、
『麒麟の翼』には出てこなかったが、
同じく加賀恭一郎シリーズのテレビドラマ
『新参者』に出てくる、連日行列の絶えない、
人形町の名店中の名店である。

店頭では、実際に鯛焼きを作っているところを
見ることができる。
見よ!この職人芸を!!


120516_05_09-1うちの女子達がピーピーうるさいので、
女子へのお土産はここと決めている。

「あんこが優しくて皮がパリパリ!」と、
うるさい女子たちにも大変好評なお土産だ。
この鯛焼きを食べながら
人形町を散策するのも一興である。


120516_05_10-1そして、『末広神社』へ。
ここからは、ダイジェストで行きます。


120516_05_11-1『笠間稲荷神社』


120516_05_12-1『椙森神社』


120516_05_13-1『宝田恵比寿神社』
※ 宝田恵比寿神社と椙森神社はともに、
恵比寿神を祀っているので「七福神巡り」
といっても実際は八つの神社がある。


120516_05_14-1 最後に 『小網神社』


実は以前、弊社の社員が同じように日本橋七福神めぐりをしている。
こちらはでは、七福神めぐりについてよりしっかりと説明されているので、
興味をもたれた方はこちらを参考にされたほうがいいかもしれない。
少し癪だがリンクを貼っておく。
https://search.sunfrt.co.jp/blog/staff/staff_etc/p629/

・・・・・・・・疲れた。・・・・・・・・
お茶でも飲みに行こう。


120516_05_15-1 ここで紹介するお店が、『カフェ紅(もみ)』。
(住所は日本橋小伝馬町)

外観はどこにでもあるようなビルだが、
中に入るとたいへん風流な造りになっている。
もちろん映画でも出てくる。
映画の中では、ここの店員が黒木メイサさん!!!


120516_05_16-1120516_05_17-1

静かだ。
ビルに囲まれた都会のど真ん中とは思えない静けさである。


120516_05_18-1ここで、注文した飲み物は、
店員さん(黒木メイサさんではなかった)
お薦めの 『豆乳マンゴーオレ』

これは女性が好きそうな味だぜ。
もちろんうまい!
うましっ !!
うまおっっ !!!


今回の『かじさんぽ』、こんなものではまだまだ終わらない。
前回お休みした分をここで一気に埋めていきます。

今回のフィナーレは・・・・・ 「

麒麟の翼」と言ったら?・・・・・・・・

そう!!!! 日本橋のあのシーン!!!!!

豆乳マンゴーオレで息を吹き返した私は、
映画の中で中井貴一さん演じる青柳武明が 殺害された日本橋へ。
映画の中では、青柳が江戸橋のトンネル内で刺されて致命傷を負ってしまう。

しかし、青柳はその場から傷ついた身体を引きずり、
ある理由で(映画を見てのお楽しみ) 日本橋にある麒麟像まで歩き、
麒麟像に白い折鶴を捧げたのちに、 その場で息絶えてしまうのである。

では再現VTRをどうぞ。


120516_05_19-1刺されてよたよたする筆者。


120516_05_20-1そして、日本橋へ・・・・・

折鶴を麒麟像に捧げる筆者。

涙が出てくる・・・


そして、最後倒れるシーンだが、 これをやるには相当な勇気がいる。
日本橋の両サイドの信号が赤になるのを待ち、歩行者が来ないことを確認する。
だが、赤になると日本橋の上に車が滞留する。
その車の中の人が全員こちらを見ている。
車の人たちが敵を見るかのように私を凝視している。


120516_05_21-1そんな緊張感のもと、
最後を飾る渾身の力作がこちら。

息絶える筆者。


・・・壮絶すぎる。

何か気持ちのよい汗をかいてしまった。
すがすがしい気持ちで帰路に就いたが、鯛焼きが完全に冷めてしまった・・・・・

(かじたか)