2020年6月のさと、うま FACTFULNESS@ハンス・ロスリング

ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)
名作中の名作。世界を正しく見るために欠かせない一冊だ。

バラク・オバマ(元アメリカ大統領)
思い込みではなく、事実をもとに行動すれば、人類はもっと前に進める。そんな希望を抱かせてくれる本。

そう、ようやく読破しました、FACTFULNESS!ファクトフルネス!

特にビル・ゲイツ氏は、大学を卒業した希望者全員にこの本をプレゼントしたとも。
世界で100万部以上読まれている、【思い込みではなく、世界を正しく読み取る】この本を熟読。

読み終えての感想。
絶対読もう!

この書籍がなぜここまで多くの方々に愛されているのか、個人的にまとめてみた。
ひとつは、これまで目にしてきたグラフや表の見方、捉え方の違いを学ばせてくれる事。
そしてもうひとつは、その学んだ事を、人に伝える時、私たちはどちらかと言うと、へぇ!と驚いたり、そうなんだと頷いてほしい、だから頷いてくれやすい多少驚きがありそうな99%の安全よりも1%の災難を伝えたがるという事。

例えるならば、このようなふたつの伝え方の違いであろうか。
A この地域での放火は今年すでに3件目です!
B この地域での放火は、20年前は200件、10年前は30件ありましたが、町内会の活動により今年は3件に減りました。
Aは要するにある意味間違ってはいないが、結論として正しくないことを伝えることに慣れている。
そういうことか!

文中にある著者の問いかけを是非読んでほしく、一部を抜粋させていただく。

・・・あなたは、次のような先入観を持っていないだろうか。
「世界では戦争、暴力、自然災害、人災、腐敗が絶えず、どんどん物騒になっている。金持ちはよりいっそう金持ちになり、貧乏人はよりいっそう貧乏になり、貧困は増え続ける一方だ。何もしなければ天然資源ももうすぐ尽きてしまう」
少なくとも西洋諸国においてはそれがメディアでよく聞く話だし、人々に染み付いた考え方なのではないか。
私はこれをドラマチックすぎる世界の見方と呼んでいる。
精神衛生上良くないし、そもそも正しくない。
実際、世界の大部分の人は中間所得層に属している。
私たちがイメージする中流層とは違うかもしれないが、極度の貧困状態とはかけ離れている。
女の子も学校に行くし、子供はワクチンを接種するし、女性一人当たりの子供の数は2人だ。
休みには海外へ行く。
もちろん難民としてではなく、観光客として。
時を重ねるごとに少しずつ、世界は良くなっている。
何もかもが毎年改善するわけではないし、課題は山積みだ。
だが人類が大いなる進歩を遂げたのは間違いない。
これが、事実に基づく世界の見方だ。

感情的な考え方を止め、論理的な考え方を身に付けたいと思う人へ。
謙虚で好奇心旺盛な人へ。
驚きを求めている人へ。
ぜひともページをめくってみて欲しい。

コロナ禍の状況が続いているが、報道やSNSは、ある意味においてつながりを求めている発信だ。
だからこそ、目につく単語や言葉を押し並べていく。
この書籍を読んでみよう。
このような発信にこれまでどれだけの時間を費やしてきたのか・・・ふとため息が出た。

詳しい内容は副題の一文から捉えることができる。
「10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」

詳しい内容は、読んでみてとしか言いようがない。
必ず読んで欲しい。
プレゼントしたくなる一冊!

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■参考サイト
『ファクトフルネス』2020年上半期ビジネス書1位。日本国内85万部突破、世界で発行部数トップに|株式会社 日経BPのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000041279.html

2019年3月のさと、うま ホモ・デウス上@ユヴァル・ノア・ハラリ | サンブログ
https://search.sunfrt.co.jp/blog/staff/yby/p12385/

タイトル:FACTFULNESS(ファクトフルネス)
10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
著  者:ハンス・ロスリング他
発  行:2019年1月11日
発行所 :株式会社日経BP

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