11月9日(木)~11日(土)の3日間、広島・萩研修旅行に行って参りました!
入社2年目~3年目の若手社員を中心とした45名で、早朝から広島、萩、下関、北九州をめぐり、夜は寝る間を惜しんで仲間とコンパで語らい、通常の旅行では考えられないほどの濃密な研修旅行となりました。
それでは3日間の振り返りを簡単にさせていただきます。
長くなってしまいますが、是非最後までご覧ください!
【1日目】~広島~
5:55、羽田空港に集合いたしました。
早朝の集合にも関わらず、皆様朝から元気です!
総勢45名で 羽田空港から広島へと飛び立ちます。
広島空港到着後 直ぐにバスに乗り込み、徳本幹事長から今回の研修旅行の意義、目的を語っていただきます。
今回のテーマは「有志竟成(ゆうしきょうせい) 」です。
「有志竟成」とは、中国の後漢書にある言葉で、「一見すると困難のようにみえても、固い信念を以て事に当れば遂には実現されるということ」とあります。皆様には研修を通じて、「志」を持った先人たちが何を思い、何を成したかを知ることで、自身の中にも確固たる「志」を築いて頂きたく、このテーマに決定させていただきました。
今回の研修旅行では、幕末から太平洋戦争終結に至る歴史上重要な舞台となった地に数多く赴きました。その現地の空気に身を置き、先人たちの気高い志に触れ、自らに深く問いかけ、自問自答することで、私たちが生きるこの時代で、この世界で、そしてこの会社で、自身の果たすべき志とは何かを確立することが本研修旅行の意義、目的です。
徳本幹事長の幹事長挨拶と幹事団の思いを
伝えたところで、呉港からフェリーに乗船します!
最初に訪れたのは、江田島の旧海軍兵学校です。
建物がとても美しく、1時間半の見学コースはあっという間に感じられます。
旧海軍兵学校は、明治21年に東京・築地から移転して以来、イギリスのダートマス、アメリカのアナポリスと並んで世界三大兵学校と称され、海軍将校養成の基地として、若い人の憧れを集めた、まさに日本のエリート教育の象徴です。
現在では、海上自衛隊の第1術科学校や幹部候補生学校などになっています。
こちらは現在も卒業式などの記念式典に利用されている大講堂です。
赤レンガが印象的な幹部候補生学校庁舎の前で集合写真を撮影し、旧海軍兵学校を後にします。
江田島からフェリーに再度乗り込み、宮島まで向かいます!
今回チャーターしたフェリーはなんと屋上に上がることができました。
風を感じる2年目のイケメン4人組です。
美しい瀬戸内海と美しい女性陣♪
移動時間もサンフロマン・サンフロウーマンには貴重な時間!ということで船内では、美味しい穴子弁当を食べながら、瀬戸内海の地形・島々を楽しみました。
江田島を出発して1時間程度で世界遺産、宮島に到着し、推古天皇元年 (593年)に創建された厳島神社を皆で参拝。
大鳥居をバックに記念撮影。
この回廊の床板には釘が使われていないそう!凄い技術です。
日本の伝統の素晴らしさを肌で感じることができました。
その後、広島市内に向かい平和記念公園・平和記念資料館へ。
昭和27年(1952年)に、恒久平和を祈念する施設として建設された平和記念資料館。
現在本館がリニューアル工事中の為、ひと足先に今年4月にリニューアルオープンした東館を見学させて頂きました。
夕暮れの中、集合写真を撮影します。
プロジェクションマッピング等最新技術も用いた展示で、原爆投下前後の広島の様子をわかり易く学ぶことができます。
館内には、日本人は勿論のこと外国から訪れている方が多くいらっしゃったことが非常に印象的でした。原爆の悲劇をこのように海外の方も学んでくださることが、世界平和に向けた第一歩なのではないでしょうか。
見学後、すっかり日の暮れた平和記念公園をバスガイドさんのご案内で散策。
原爆ドームを臨む複合施設“おりづるタワー”に移動し、そこで被爆体験をされた方のお話をお伺いしました。お越し頂いた方は今年88歳を迎えるのにも関わらず、ずっと立ったままお話をして頂き、後世に体験を伝え平和な世を永遠に守りたいという熱い想いが伝わってまいりました。
また、お話の最後には、「平和に向けて何かできることを一人一人が行動してほしい」というお言葉を頂き、今後未来を担う私たちの世代が平和を維持する為に行動していかなくてはならないということを再認識することができました。
日頃、仕事をしているだけでは気付くことができない、命、平和、生きるということを考える非常に貴重な体験となりました。
しっかりと学びを深めたあとはお楽しみの時間!
二宮団長から乾杯のご挨拶を真剣に聞く参画者一同。
お待ちかねのお酒にお顔がゆるむ神田店、松山主任(写真・左)。
サンフロのコンパはただお酒を楽しむだけではありません!
一日、研修旅行を通じて感じたことを発表するPM事業部の村山社員。
その後は去る10月15日に試験を終えたばかりの、宅建の合格(見込み)祝いをサプライズでさせて頂きました。
合格者の方には、幹事団からささやかなプレゼントをお渡しさせて頂きました★
1日目は1次会終了後、自由行動となりました。
宿泊先であるドーミーイン広島の夜鳴きそばや大浴場を楽しむ方、
広島名物、お好み焼きを堪能する方、
各々が素敵な夜を過ごされたことでしょう・・・。
【2日目】~山口・萩~
二日目は広島から萩へ、3時間の大移動で始まります。
ドーミーイン広島の素晴らしい朝食を食べた後、7:30にバスへ集合。
バス内では次の目的地、吉田松陰ゆかりの地について予習をするため、吉田松陰の生涯をまとめたDVD「蒼天の夢」を鑑賞。(移動時間も無駄にはしません!)
萩では吉田松陰先生が学び、教え、志を託した町、優秀な英傑を輩出した学び舎を巡ります。
まずは松陰神社。
明治23年(1890年)、松陰の実家・杉家の邸内に土蔵造りの小祠を建て、松陰が愛用していた赤間硯を神体として祀られたのが当初の創建です。
神社を建ててもらえるなんて、今も昔も松陰先生がどれだけ愛されていた(いるのか)うかがい知れますね。
ここで集合写真をぱしゃり。
鳥居をくぐって中に入ると、、、皆さんお待ちかね、松陰先生が学びを説いた松下村塾が。
松陰は身分や階級にとらわれず塾生として受け入れ、わずか1年余りの間でしたが、久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文、山県有朋、山田顕義、品川弥二郎など、明治維新の原動力となり、明治新政府に活躍した多くの逸材を育てました。
さらに松陰神社・松下村塾の近くの初代総理大臣である伊藤博文旧宅も訪れました。
(屋根はちょっと修理中。)
松下村塾が身分や階級にとらわれず塾生として受け入れていなかったとしたら、農民出身で特に良いところもなく素朴な彼は総理大臣になれなかったでしょう。日本の歴史が変わっていたかもしれませんね。
12:00、待ちに待った昼食です!
松陰神社からバスで10分ほどの萩焼会館にて昼食をいただきます。
萩ならではの逸品に舌鼓をうつ 渋谷店・中村社員。
午後は萩城下町へ下り、2チームに分かれ高杉晋作旧宅、木戸孝允旧宅、明倫館を巡りました。
こちらが高杉晋作旧宅です。
木戸孝允旧宅で学びを深める参画者一行 。
かつて藩校であった明倫館内 は資料館になっておりました。
吉田松陰も、高杉晋作も20代でその生涯を終えました。私たちの年齢とそう変わりません。私たちの年のころには、国を思い、必死に学び、命をかけて日本を守ろうとしていました。今の私たちはどうでしょうか?そのようなことができているでしょうか?考えられているでしょうか?今の自分自身を戒める良い機会となりました。
15:30、班ごとに自由行動開始!
班ごとに事前に決めていただいたルートを自転車で回っていただきます。どこを回るにも自転車ですぐの距離。薩摩の郷中教育とならび、「人財は群生する」事実を改めて萩にて体感いたしました。力強い言葉を発し、行動で示した松陰先生に影響を受け、様々な人財が育っていたのですね。
19:00、宿泊先の萩本陣にて夕食をいただきます。
その日の気づきを各班リーダーに発表していただきました!
班長を務めたPM事業部、山本(匠)社員の発表です。
最後は二宮部長から返しのコメントをいただき、未来への思考が深まった2日目となりました。
【3日目】~下関・門司~
最終日3日目です。
萩の特産品を数多く楽しめる豪華な朝食ブッフェに朝から元気いっぱいです★
3日目は急遽行程を変更し、高杉晋作草庵跡地顕彰碑と、隣接する吉田松陰誕生の地を朝一番に訪れました。
朝の冴えた空気の中、偉人達に思いを馳せます・・・
そして、ここからは予定通り、
長府城下町まで移動し、明治維新の中心舞台となった町をガイドさんのご説明を受けながら散策します。
城下町風情の残る古江小路を歩き、長府毛利邸を眺めながら
辿り着いた先は維新旗揚げの地・功山寺です。
この地で高杉晋作の挙兵をきっかけに長州藩も保守派が一掃され、歴史の表舞台へと出てまいりました。
また、功山寺は歴史的背景もさることながら、美しい東洋建築の仏殿は日本最古の禅寺様式を残すものとして国宝に指定されています。
お昼は春帆楼でフグ尽くしの豪華なコースに舌鼓。
小滝顧問のお力添えのおかげで今年も上品な特別コースをいただきました!
本当にありがとうございました!
続いて春帆楼に併設されている日清講和記念館 を見学しました!
ここからは、現地ガイドさん2人と合流して、解説していただきました。
歴史の教科書で何度も目にしたあの講和会議の場所かと思うと感無量です。
惜しみながらも春帆楼・日清講和記念館を出て下関駅前へ出発し、
2班に分かれてガイドさんの解説を聞きながら幕末の志士たちのゆかりの場所を巡りました。
はじめに桜山神社を訪れました。
高杉晋作の発議によってできたこの場所で志士たちの熱い魂(パワースポット)を感じました。
霊標は全部で391柱あり、真ん中は吉田松陰のもので他の霊標より高く作られています。
続いて訪れたのは高杉晋作終焉の地です。
死の直前に「おもしろきこともなき世をおもしろく」という辞世の句 を残したことで知られていますがガイドさんの説明を聞きながら、高杉晋作の半生について考えました。
3か所目は、高杉晋作、久坂玄瑞らの政治活動を資金面で支え、自身も奇兵隊に入隊し活動起こした白石正一郎 旧邸宅です。
現在は、下関にある中国電力営業所内にあります。
皆、幕末維新の影の功労者の話を真剣に聞いています。
4か所目は大歳神社です。
階段の長さに絶句しながらも、皆一生懸命に上っていきます。
最後は、光明寺です。
高杉晋作とともに松下村塾の双璧とも呼ばれた久坂玄瑞が 、のちの奇兵隊の母体となった「光明寺党」と呼ばれる一団と泊ったことで知られています。
ここでガイドさんとお別れです。
2時間超にわたりお付き合いくださり 、ありがとうございました!!
そして門司を訪れ、この旅最後の散策です。
明治から昭和初期にかけて近代日本を支え歴史に名を刻んだ門司には、
木造建築の門司港駅、アインシュタインが宿泊した旧三井門司倶楽部、旧大阪商船等、明治から大正にかけて作られた建物が現在も残っており、当時の情緒を感じることのできるエリアとなっています。
ここでは、各自思い思いに散策を楽しみます。
景色を楽しんだり、バナナの叩き売りに参加したり・・・
バスに戻る頃には、綺麗な夕焼けが迎えてくれ、感動的な旅の締めくくりになりました!
飛行機に乗って2時間弱、
45名怪我などもなく、無事に東京に戻りました。
羽田空港にて徳本幹事長、二宮団長に締めのお言葉をいただき、
最後に羽田空港にて集合写真!
2年目、3年目を中心とした長いようで短い2泊3日、
偉人の志や戦争の悲惨さを耳・学び、濃密な研修旅行となりました!
この学びを活かし、引き続き業務にまい進していく所存です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
広島・萩研修旅行幹事団一同