さて、3部作の第2弾。これが本題です。
台湾で開業してからはや1年、
たくさんの支援者のお力添えのおかげで、黒字化の達成が出来ました。
本当にありがとうございます。
1年、台北で仕事をしている中で、たくさんの改良・改善点に気付き、
まずはじめの改革として事務所を移転することにしました。
2014年6月より、新しい事務所にてお仕事をさせていただいています。
《新事務所外観》
移転理由はいくつかあります。
・今後、事業規模を拡大していくための増床
・営業活動における機動性を高める立地に事務所を構える
・コスト削減
・・・etc
もともとの事務所は、初の海外拠点開設ということもあり、
先行投資を控えサービスオフィスを借りていました。
■サービスオフィスとは
http://www.offisteria.com/service/
1フロアが大きな事務所を細かく間仕切りをし、
応接室等は共用で使い、受付サービスもしてくれるというようなオフィスです。
デスクやイスなどの家具レンタル費も、賃料に含まれているようなものです
実際の賃借面積は4坪しかなく、当初は私と台湾社員の2人でしたので
十分な広さがありましたが、3人・4人となってきた中で、
とてもとても窮屈になってしまっておりました。
そこで、「黒字化して引っ越そう!」をテーマに、前期末を皆で戦い抜きました。
《旧事務所外観》
移転前の事務所がこちらです。
《執務室》
※引越し完了
場所は台北101(台湾で一番高い101階建のビル)などがある信義地区で、
再開発がされた新しい街でした。
が、市内中心部から少しだけ西の方に位置しており、
最寄駅は地下鉄単線(一つの路線)しか走っていなく、
新幹線に乗るためには30分以上前に事務所を出発しなければ
ならないということにも不便さを感じていました。
なので、新幹線始発駅の台北駅徒歩圏内で事務所を探し、
駅上のこちらのビルへ引っ越すことにしちゃいました~~。
《新事務所複合ビル》
ここは低層階が商業施設、
6棟に分かれる上層階は
2棟がオフィス棟、4棟が住居棟、
ホテルや映画館なども内包しているような
複合ビルです。
3部作第1弾に登場したスーパーも地下3階にあるのです。
https://search.sunfrt.co.jp/blog/property/property_etc/p2804/
ここは地下鉄2線、台湾鉄道、新幹線が交差している駅であり、
台北一のターミナル駅です。
これで台湾南部のお客様に訪問する際にも
機動力抜群で飛び出せるようになりました。
事務所の大きさも、4坪から30坪に拡大することが出来ました。
※台湾の契約面積は3割ほどの共用部分も含まれており、実質20坪ほどです。
いや~、広い!便利!角部屋で明るい!!
これで移転前の賃料より若干安いので、何も言うことがありません!!
事務所内を少しご紹介します。
《事務所入口看板》
※遂に堂々と設置できました。
《事務室内》
《デスク等を入れるとこんな感じ》
《逆側の応接スペース》
いや~ホントに良いことだらけです。
というのは嘘で、3つだけとても残念な弊害がありました。
1、中心部過ぎて事務所にいる時のランチ代が高い
移転前は近くにローカルの飲食店があったのですが、
新事務所の場合は少し遠くまで歩いていかないとそのようなお店がなく、
「営業マンの基本は早飯だ!」と教えられた私どもにとっては、
近場で食べると1.5倍以上くらいの支出増になってしまうのです。
自炊しようかと考えたりしている今日この頃です(笑)
《Before》
110元(ルーロー飯、レバースープ、青菜炒め)
100元(骨付き鶏腿肉の唐揚げ弁当)
《After》
149元(釜玉うどん+天ぷら2ヶ)
330元(山頭火のラーメン)
2、通勤時間が5倍に・・・
台湾で住む場所を決める際、ボスから言われたことが1つあります。
「会社から歩けるところで借りるんだ。そうしたら終電など気にせず働けるだろ?」
ブ○ック企業??とも受け取れるような言葉ですが、素直に従いました。
結果、事務所を移転したら、通勤時間が5倍ほどになってしまいました。。。
それでも30分くらいなので苦ではないのですけどね^^
3、美女達との別れ
以前にもご紹介したことがありましたが、移転前の事務所はキレイな女の子たちが
受付をしてくれるサービスオフィスでした。
彼女達と会話が出来るようになるためにと、中国語の勉強を頑張っていたのですが、
移転してからはまるで勉強しなくなってしまいました。うそです。
でもお別れは本当に寂しいですね~。
心にぽっかりと穴が開いてしまったかのようです(笑)
《最後のお別れ写真(T-T)》
移転してからもいろいろ大変でした。
口座開設している各銀行への通知や、法人登記の住所変更登記、国税局・市政府etc
台湾でも政府機関は縦割りで、いろいろなところに回らなければいけませんでした。
さらには私が在留許可を申請した時の勤め先企業が
住所変更になったからとその変更手続きまで必要でした。
外部委託をせず、全てを調べながらやってくれた仲間に感謝です。
さ、これからも大変です。
業績が悪くなったら「事務所移転なんかしているからだ!!」と
ほぼ間違いなく言われてしまいます。
より一層、今日も一日頑張ろうと決意をしています。乞うご期待!
おしまい。
うちやま