台湾だよりVol.9 「~THE・初体験~」

今回、三部作の超大作を送り込みます。

1.「THE・初体験」
2.「台湾事務所 お引越し」
3.「復活・グルメレポート」

さて、三部作の第一弾「THE・初体験」のはじまりです~。
とある日常をただただありのままにお伝えするだけですが^^

本日、昼食を済ませた後、帰り道に
スーパーへお茶を買いに行きました。
当社の現地社員(日本語超堪能・困った人を放っておけない性格)と一緒にです。
こんな感じのスーパーです。

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小さなスーパーですし昼過ぎということもあり、レジ開放は1台だけでした。
買う物(お茶1本だけですが)を取りレジに並ぶと、
レジの順番が
「私・おばあさまA・おばあさまB・当社社員」
という順番に。

さらっとレジを通して社員を待っていると
おばあさまAがトラブっているご様子。
「日本円は使えないの?」と一生懸命な日本語で店員さんに聞いておりました。

困った人を助けずにはいられない純粋な心を持つ当社社員、
すかさず通訳をしてあげていました。

私もなにかお手伝いが出来ればと近寄って状況を確認すると、ツアー特典で得た
商品券(実際にはSuicaのようなカード)ではお会計に足りなかったようで、
手持ちの台湾元も50元足りないようでした。

台北版Suica これで電車にも乗れ、コンビニなどでも使えます。
2

おばあさまBも次の自分の買い物があるため、
お金をお貸し出来ないようでしたので、
私は「両替しましょうか?」と申し出ました。

不審に思われたのかはわかりませんが、
おばあさまAは買うものを一品減らして、買い物を終えられました。
(お土産をスーパーで買われる方、けっこう多いのです。)

買い物を終えたおばあさまAはおばあさまB待ち、
私は社員待ちということで
なにもしゃべらないのも気まずく、

私:「どちらから来られたのですか?」
A:「博多から、九州の福岡ってわかる?」
私:「もちろんわかりますよ。お近くですね。」
A:「私は博多なのだけど、今回は全国から2,500人くらいで来てるの。女性ツアーよ。」
「遠い人は北海道から来てるのよ。北海道ってわかる?」
私:「わかりますよ。遠くから来られてるのですね。」
「博多からなら2時間くらいで来れるから良かったですね。」
A:「そうなのよ~、この年になると長時間の飛行機が辛くてね~」
私:「どちらを観光されたんですか?故宮博物館とか行かれました?」
A:「昨日行ったわ。初日は龍山寺とか。これから台北101に行くの」

・・・・・というような触れ合いを楽しんでおりました。

そうこうしているうちにおばあさまBも買い物を終えたらしく、合流。

B:「私、このカードで足りたわよ。あなたより買ってないのに。」
A:「そうなの?この店、値段わかりづらいわね~。」
私:(スーパーだから全部値札貼ってあるのにな・・・まぁ、字も小さいし。)
「この店、日系のものも置いているのでけっこう高いんですよ~」
「ローカルのスーパーに行けばかなり安いんですけどね。」
B:「そうなのね~、でもガイドさんに聞いたらここを教えられて。」
A:「なんであのガイドさんは安いお店教えてくれないのかしらね~」
「ホントこの方のような人にガイドしてもらえたら良かったわ。」
「この方、本当に日本語お上手なのよ。あのガイドさんなんかとまるで違うの。」
私:(えっ?!・・・・)
B:「ホントあなた日本語上手ね~。」
私:「あ、ありがとうございます。」
A:「あの方(社員のこと)にもとても助けてもらったわ。改めてお礼言わなくちゃ」

と言ってレジにいるはずの社員へ目を向けたが、
買い忘れたものを探しにいった社員はここにはいませんでした。
すると、

A:「奥様にありがとうって伝えてもらえる?」
私:「奥様ではないです。」
B:「Aさん、早とちりよ!まだ彼女よね?」
私:「いえ、会社の同僚です。」
B:「あら、そうなの?ごめんなさいね~」
私:「いえいえ」

と会話をしていると、突然におばあさまAは社員ではない別の台湾人
(似てるのは背丈くらい??)の近くへ行き、

「本当に助かったわ。ありがとうね。」と
仰っておりました。

もちろん別の台湾人は困惑顔。私はなにも言えませんでした。。。

A&B:「それじゃあ、ありがとうね。また台湾に来たいと思うわ。」
私:「是非ともまた遊びに来てください。」

長くなりましたが、生まれて初めて「日本語上手ね」と褒められた話でした。
お二人のおばあさま、「日本人です」って言い出せなくてごめんなさい。
「それ、別の人です。」って言い出せなくてごめんなさい。
この場を借りてお詫びします。このブログを見てくれていることを祈ります。

さて、次回は「台湾事務所のお引越し」です。
お楽しみに~!

おしまい。