<日本文化部>写経体験にいってきました!

ちゃんと活動しております。日本文化部です。
すこーしお久しぶりとなった今回の活動は、「写経体験」です!

皆さん、「写経」やったことありますでしょうか?
そもそも東京のどこで写経ってできるんだろう・・・?

なんと、五反田で体験できるんです!

ということで、今回写経体験で訪れたのは五反田駅徒歩6分、
池田山の閑静な住宅街の一角にある〈薬師寺東京別院〉です。
皆さんご存知、あの1300年の歴史を持つ奈良薬師寺の別院です。


1五反田駅東口を出て、桜田通りを渡ったら花房山通りへ入ってすぐの右手にある
五反田公園の中にある坂をのぼります。


2坂の上は閑静な住宅街、進んでいくとその一角にあります。
建物の中に入り、階段を登ると・・・・

ここ、「五反田」です。→
ほっと心安らぐ景色が窓一面に広がっておりました。


3 写経したい旨お伝えすると、「まずお茶とお菓子を召し上がってください」と、
お抹茶とお菓子の落雁(らくがん)をいただきます。


4窓の外を見ながらいただきます。


職員の方に写経についてご説明いただき、写経をする準備をします。
まず、和袈裟(わげさ)という紫の帯を首にさげます。
向きも決まっているのだそう。お坊様の袈裟(けさ)の変わりだそうです。


5次に、丁子という漢方を、口に含み身体を浄化します。(苦いような。。なんとも言えない味です)

これは写経が終わるまでずっと口の中に含んでおきます。


6そしてご本尊様がいらっしゃる写経道場に入り、
象の形をした香炉(香象)をまたいで、身体を清め、ご本尊様にお参りをします。


7ちょうど七夕前でご本尊様の横に笹竹が飾ってあったので短冊に願いごとを書き、飾らせていただきました。
帰りも香象をまたいで道場から出たら、別の写経室に向かいます。

 


8部屋に入ると懐かしい「墨」の匂いがします。

すでに5、6人の方がいました。
てっきり正座するかと思っていたのですが、椅子に座ってかけるとは!


9硯で墨をするなんて何年ぶり!?

久しぶりすぎてどのくらいすればいいのかわからない(汗)


墨をすり終わったら写経をする心得「写経観念文」を読みます。
お手本の上に和紙を重ねて文鎮を置き、いよいよ写経を始めます!

どきどきしながら一文字目を上からなぞります。
あ、あれっ。墨が薄かった。。。
墨をすりなおし、改めて書きはじめます。

最初は久しぶりの筆になれず、ぎこちなかったのですが
2行目に入るころには敷いているお手本のおかげで、
「あれ?自分、字うまくなったかも!?」と
錯覚を起こすくらいに慣れてきました。


 

書き進めていくと、見たこともない漢字がでてきたり、
「無」これ書くの何回目?というくらい「無」と書いたり。

何度も和紙をめくって下のお手本を確認。


10いつの間にか周りの雑音も気にならなくなり、
写経に集中していました。

 


11一文字一文字、丁寧に。


写経前に職員の方に伺った話があります。

写経をするということは何か目的がある。
家族の健康、世界平和、叶えたい希望がある。

その願いを叶えてくれるかどうかは
写経の一文字一文字を丁寧に書けるかどうか。

一文字一文字が仏様だと思って書けば、
適当に書いたら適当にしか願いを叶えてくれない仏様となり、
丁寧に書いたら丁寧に願いを叶えてくれる仏様となる。


12一文字一文字に気持ちを入れて書きました。

書き終えた写経は正面の仏様に納め、
最後にもう一度拝んで部屋をあとにします。


そして、奈良の薬師寺に運ばれてお堂に日付ごとに納められるのだそう。
ふーーー。終わった。
気づけば写経を始めてから2時間も経っていました!
時間を忘れるくらい集中していました。


古来よりお経は文字を見るだけでも功徳があり、声に出して読誦するとなお大きな功徳がある。
さらに一文字一文字を書写したならば、より大きな功徳があるといわれています。

東日本大震災以降、若い方も含めて、写経に訪れる方は多いそうです。

功徳という目的以外にも、静かな空間で墨をすり、一文字一文字と向き合う写経は
心をリフレッシュできる最適な時間だと感じました!


薬師寺東京別院は毎日午前9時から午後5時まで予約不要です。
必要な用具も一式そろっています。

興味のある方はぜひ、体験してみてください♪

■□次回の日本文化部の活動予定□■ *-*-*-*-*-*-*-*-
7月29日(土)時間未定
隅田川花火鑑賞 + MORE を予定しています♪
ぜひぜひご参加くださいね!!
詳しくは別途お知らせいたします。宜しくお願いします。

キャプテンM