今月の「この一冊!」 ~『置かれた場所で咲きなさい』~

今月のおススメ本は、これ!

「置かれた場所で咲きなさい」(著:渡辺和子/幻冬舎)

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4月に発売されて以降、現在7刷21万部が売れている話題の1冊です。
この題名は、ある外国人宣教師から手渡された英語の詩の冒頭の1行にあった言葉です。

「Bloom where God has planted you.」
(神が植えたところで咲きなさい)

そして、その後に「咲くと言うことは仕方ないと諦めることではなく、
笑顔で幸せに生き、周囲の人々も幸せにすることなのです」と続く詩は、
「置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです」と教えてくれています。

「置かれたところ」に不平不満を抱えていては”環境の奴隷”でしかありません。
“環境の主人”となり自分の花を咲かせるには、自分が変わるしかないのです。

「置かれたところ」は、良い環境ばかりではありません。
つらい立場、理不尽、不条理な仕打ち、そして、信じた人の裏切りもその1つでしょう。
結婚しても、就職しても、子育てをしても、
「こんなはずじゃなかった」と思うことが、次から次に出てきます。

そんな時にも、その場所、その状況の中で「咲く」努力をしましょう。

どうしても咲けないときもあります。雨風が強いとき、日照り続きで咲けない日、
そんな時には無理に咲かなくても良いのです。

その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。
次に咲く花が、より大きく、美しいものとなるために。

非常に読みやすく、分かりやすく心温まる言葉で書かれた本です。
頑張った1日を振り返り、眠りにつく前に、心静かに読んで欲しい1冊です。ぜひ、ご一読下さい。
にのみ屋