台湾奮闘記も早くも第14回目を迎えました。
そこで、今回は日本からゲストを迎えての特別企画です。
なんと!
当社リプランニング事業部と銀座店の両エース(?)、
大本さんと加藤さんに来台いただきました。
写真中央:リプランニング事業部 大本係長
写真右から2番目:銀座店 加藤主任
今回は台中・台南を旅し、その中でも台湾で現在ブームを起こしている「リノベーション」の観点から
大本さんに台南の旅を振り返っていただきました!!
以下、独特の世界観をお楽しみください。(三好)
台北からも少し足を伸ばせば行ける台南。
食べ物も美味しいし、街並みもノスタルジック。
そんな台南の古きよき街並みが残るリノベスポットをご紹介します。
フォトジェニックな施設が多いので、インスタグラマーも必見です。
まずは、台南について
台南へは台北から新幹線で約1時間40分。
※『台鐵台南站』日本統治時代に建設された駅舎。
台南は清朝時代初期の鄭氏政権下の台湾の首府であり、多くの旧跡が残り、現代的な都市景観と併存していることから、「台湾の京都」と呼ばれています。
日本統治時代では、ここ台南でも近代化政策が推進され、当時建築された近代建築も多く残っており、レトロでノスタルジックな風情を楽しむことができる街です。
※土地銀行台南支店 1937年築、元は日本勧業銀行台南支店。
近代建築も、現在では地元っ子のフォトジェニックなスポットになっています。
次に、リノベーションスポットのご紹介です。
①日本統治時代の百貨店が復活。【ハヤシ百貨店】
この建物は1932年に山口県出身の経営者・林方一により建てられた、当時の台南においては唯一の近代的エレベーターがあった百貨店。
設計者は石川県出身の建築家・梅沢捨次郎です。
1945年の空爆により建物の一部が損傷し、戦後は、台湾製塩総工場、中華民国空軍および警官の派出所などに使われ、1980年代より空きビルとなっていました。
その後、1998年に市定古跡に認定され、
2014年に特産品販売施設として再生されました。
<住所>台南市中西区忠義路2段63号
http://www.hayashi.com.tw/
②レトロでおしゃれな建物が数多く並ぶ小さな路地【神農街(神農老街)】
老街とは、清朝或いは日本統治時代に造られた街並みのことをいいます。台湾でも様々なところにありますが、どこも昔の面影が色濃く、とてもノスタルジックな街路です。
ここ台南の神農老街には、築100年以上の家屋も数多く残されており、
現在はお洒落な雑貨店やバーにリノベーションされ、若い人の人気のスポットになっています。
住所:台南市中西区海安路二段
③築55年の古民家をリノベーションしたゲストハウス【有方公寓(Your Fun Apartment)】
今回の旅では神農老街を一本外れた小さな路地を入ったところにある「有方公寓」に宿泊しました。
約55年前に戦後初の台湾人女性建築家「王秀蓮」が建築し、2011年に台湾人デザイナー「潘俊元」よってリノベーションされたゲストハウスです。
元々は近くの工場のオーナーの自宅として利用され、その後廃墟化されつつあったところに、
主婦や編集者、写真家など5人が共同で始めたゲストハウスとして蘇りました。
築55年の建物から石床などは昔のまま。
とても古き良き台南を感じるゲストハウスです。
<住所>台南市中西區海安路二段269巷9號
http://trip235.com/
いかがでしたでしょうか。
台南は、この他にも紹介しきれないぐらいの魅力が詰まった街です。
是非今度の休日などで行かれてみてはいかがでしょうか。
※ちょうど、マガジンハウス社「BRUTUS」で特集されています。
http://magazineworld.jp/brutus/『台湾で見る、買う、食べる、101のこと。』
(O本)