皆様いかがお過ごしでしょうか。
「東京さんぽ」でございます。
先月の多摩湖に引き続き、
県境を責めた夏の模様をお届けしたいと思いましたが、
最近めっきりと冷え込んでまいりましたので、江東区を巡ります。
四神とは、中国古来の思想に由来します。
平安京もこの思想をもとに造営されたと言われています。
皆様「白虎隊」はご存知ですよね。
戊辰戦争の折、会津藩で組織された少年を中心とした部隊です。
実は年代別に、白虎隊(16~17歳)・朱雀隊(18~35歳)
・青龍隊(36~49歳)・玄武隊(50歳以上)という、
四神に由来する部隊が組織されていました。
この四神に、今年の大河ドラマでおなじみの麒麟(きりん)を
加えたものを「五獣」と呼んだりするそうです。
江東区には、この四神に由来するモニュメントがあります。
今月はこちらをご紹介いたします。
まずは、西方を守る「白虎」。
豊洲駅近くのシビックセンターの一角にひっそりとあります。
今年に入り、豊洲公園への人道橋も完成し、消防署跡地の再開発も
終わり、姿が一変しました。
市場やららぽーとへ行く前に、白虎を探してみてはいかがでしょうか。
続いては、北方を守る「玄武」。
JR亀戸駅前の公園に親子3代が重なっています。
亀なのに羽が生えています。
亀戸天神や香取神社へのお参りとともに、是非お立ち寄りを。
続いては、東方を守る「青龍」。
都営新宿線の東大島駅前ロータリーにあります。
「玄武」からは電車だと行きにくいですが、
散歩にはちょうどいいですよ。
最後に、南方を守る「朱雀」。
ゴルフ場やキャンプ場がある若洲にあります。
他の3つと違って駅前にはありません。
ここへ行ったら、ゲートブリッジの歩道に出て、
普段見られない東京を見るのもいいものです。
ただ風が強い日はご注意を。
というわけで江東区は、四方を四神によって守られている土地です。
開発等により日々移り変わる光景を、そっと見守り続けてくれています。
「灯台下暗し」と申しますが、
身近なところにこそ意外な発見があるものです。
皆さんの地元にもこのようなものがあるかもしれません。
ぜひ探してみましょう。
次はどこに行こうかな?
kx@g