皆様いかがお過ごしでしょうか。
東京さんぽでは、隠れた東京の魅力をお伝えしております。
国宝鳥獣戯画展が東京国立博物館の平成館にて開催されているので、
事前予約して上野にやってまいりました。
コロナ禍により、長く休館が続いていましたが、6月に入り
博物館・美術館なども徐々に動き始めております。
「どうすればできるのか。」を考えていただき、再開にこぎつけて
いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
(鳥獣戯画展は終了しております)
表慶館
本館
上野公園は朝9時前ということもあり比較的静かで、
太極拳をされている一団がいたり、ランニングをされていたりする方も
ちらほら見られました。
それを見終わり、本館を見学した後、敷地外へ出ようとしたところ
「中庭」があるのを発見。
行ってみると、一歩踏み入れるだけで、蒸し暑さから一気に解放され、
東京都心か?と思うほど、小鳥たちが合唱で迎えてくれました。
都会の喧騒から離れ、歴史ロマンの余韻に浸るには
最適の場所かと思います。
現在、東京国立博物館は新型コロナウイルス感染症対策のため、
入館は事前予約が必要です。
中庭に入るのは無料ですが、入館には費用がかかります。
上野公園に戻って不忍池方面へ。
よく「上野のお山」と言われます。
今から153年前。戊辰戦争では彰義隊が立て篭り、激しい戦闘が
行われました。「山」という意識はありませんでしたが、
不忍池から見ると公園側は確かに「山」です。
その中に上野大仏。えっ、大仏様?
私は今まで存じ上げませんでした。
上野寛永寺の境内は何と広いのでしょうか。
パコダのそばにお顔だけになった大仏様。
関東大震災で頭部が落下し、胴体部分は戦争で軍に拠出されたとのこと。
「これ以上落ちることはない」ことから、合格祈願をする受験生たちが
多く訪れるといいます。受験生や資格試験に挑戦されている方は、
一度訪れてみてはいかかでしょうか。
次はどこに行こうかな。
kx@g