2020年1月のさと、うま 1兆ドルコーチ@エリック・シュミット他

表紙にある文字の抜粋です。
スティーブ・ジョブズ(アップル共同創業者)、
エリック・シュミット(グーグル元会長兼CEO)、
ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン(共にグーグル共同創業者)、
ベン・ホロウィッツ(『HARD THINGS』著者)、
マリッサ・メイヤー(ヤフー!元CEO)、
チャド・ハーリー(ユーチューブ共同創業者)
・・・シリコンバレーの巨人たちの裏には、 成功の全てを知り尽くした「共通の師」がいた!

マジかぃ!

日本では2019年11月13日の発売ですが、
私は2019年11月29日に購入しました。
ジャケ買い!衝動買い!

人間の買い物の70%は衝動買いとも言われるが、完全にやられた。
しかし、完全にやられて良かった!

元コロンビア大学アメリカンフットボール部コーチであり、
アメリカで圧倒的オンライン会計ソフトを提供する
Intuit社(時価総額約7兆円)のCEOを務め、
2016年4月に75歳でこの世を去ったビル・キャンベル氏が、
特にテック系企業経営者に注ぎ込んだ
コーチング=魔法について描かれている。

コーチング=魔法=人の最良の部分を最大限に引き出すこと

どの章もはっとするばかりであるが、そのなかでも、
根底は同じだがちょっと他と違う感覚のものが、
より私には響いたので、抜粋させていただく。

「僕はかつて成功体験を語り、その方法をみんなに伝授していた」・・・とAdobe社の元取締役、現在はオンライン教育サポート事業を行うチェグ社のCEO、ダン・ローゼンスワイグは言う。
「だがビルは物語を語れとコーチしてくれた。人は物語を理解すれば、それを自分の身に置き換えて考え、何をすべきか悟る。心から納得させるんだ・・・・」
ビルは、マネージャーはこうしろああしろと頭ごなしに言うもんじゃないと考えていた。
何をするかを指図するな、なぜそれをやるべきかという物語を語れ。

異端を受け入れよ・・・マネージャーがエンジニアに伝えるのは、消費者がどういう問題を抱えているのか、どういう人がプロダクトを使っているのかという背景情報だ。そうすれば彼らは、君らが指図するプロダクトをはるかにしのぐソリューションを生み出してくれる。
アップルのような会社では、創造的思考の独創性、つまり同調にこだわらないことが強みになるのだ。
異端児を受け入れなくてはならない。
ビルはテック系ではなかったが、技術オタクたちから話を聞き出すのがうまかった。
財務、セールス、マーケティングのチームが指図してはならない。
どんなビジネスチャンスがあるのかといった情報提供に徹しなくてはならないのだ。
そしてプロダクトチームのスピードを取り除いていくのだ。

コーチング論は当然のこと、その役割を大切に見極め、
邪魔をせずに見守り、個々の能力を最大限に引き出せと。

久しぶりに年始から衝撃的な一冊に出会うことができた。よしっ。
衝動買いも悪くはない。

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■参考サイト
優秀なのに出世しない人に欠けている「1つの行動」 | 1兆ドルコーチ | ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/219070

AppleやGoogleに大きな影響を与えた知られざる偉人「ビル・キャンベル」の生き様 | ライフハッカー[日本版]
https://www.lifehacker.jp/2016/05/160510Bill_Campbell.html

タイトル:1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え(電子版)
著  者:エリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ、アラン・イーグル
発  行:2019年11月13日
発行所 :ダイヤモンド社

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