11月のおおぬま 残念な人の思考法@山崎将志

11月のおおぬま 残念な人の思考法@山崎将志 (478x640)やる気も能力もあるのに、仕事がうまくいかないのはなぜ?

顧客を取り逃がす営業マン、
上司に振り回されては見放される若手社員、
しばしば行列が見られるのに儲からない飲食店。

能力もやる気もある人、論理的思考力がある人、頭の良い人。
なのに、仕事ができない人、結果がでない人。
つまり「残念な人」。

本書は、なぜ人生には『プライオリティ思考』が必要かを示してくれています。

本書は全五章から構成されており、
そのなかでも第五章の「人生を残念にしないためのプライオリティ」という章から
2つのご紹介させていただきます。

◆「意識改革」はしなくていい

業績が落ち込んだり、仕事が上手くいかなかったりするとき、経営者やリーダー、
また自分自身で「意識改革」が必要だといい始める人がいる。
しかし、上手くいかない。

その理由はシンプル。「意識がどうなると成功したか」という定義自体が不可能。
それに意識は目に見えない。だから効果が測定できない。

つまり、意識に注目するのではなく、「行動」の変革に取り組まなければならない。
~略~

◆ギャンブルで〝勝つ〟と怖くなる金額があなたの限界である

ギャンブルの勝ち方の話ではない。壁は自分で作ってしまうという話である。
万単位では冷静な判断、セオリーに沿った行動ができていても桁が変わり、
萎縮し、恐怖し、判断力が落ちるのである。
「彼とは何か壁を感じる」「ゴルフで100の壁が越えられない」
その壁を見せてもらいたい。壁は人の頭の中にある。
~略~

私も失敗や反省のたびに、「意識を改めます。変えていきます。」と誓いますが、
実際に行動レベルまで落とし込まなければ意味はないと思います。

また、あらゆる壁、試練なども自分自身で勝手に高く険しいものだと思って
挑戦しなかったり、諦めたりしている事象がたぶんにあったと思います。

人生は下りのエスカレーターを逆走しているようなものだ、と考えることがあります。
ただ立っているだけではどんどん下に行ってしまう。普通に歩いてやっと現状維持だ。
しかし、二階に駆け上がると違った世界が見えてくる。それは上がってみないとわからない。
そこで何を見たいか、エスカレーターはどのくらい長いか、それは人それぞれである。

是非、ご一読ください。

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タイトル:残念な人の思考法
著  者:山崎将志
発  行:2010年4月
発行所 :日本経済新聞出版社

RP おおぬま