何ですって?先方は聞いてないとおっしゃっているのですか?そんな筈はありません!
私は相手にその旨を伝えました!!
…それ、ちゃんと伝わってイルカ?
あるあるですねー、この光景。言った言わない問題。
営業の現場でも、ましてやパートナーとの間でも往々にしてあると思います。
この本には相手と対話をするためのメソッドが沢山書かれています。
今まで読んだ本の中で、最も実践的かつ生活の中に直ぐに落とし込める内容でした。
最近、コミュニケーションとは何かを考えております。
世間ではこの人コミュ力が高いとか、コミュニケーション能力があるとか、
コミュニケーションというものを、ある種の能力として位置付けているようにも思えます。
けれども、話が饒舌な人がコミュ力高いのかと言えばそうでもない。
ましてや、噺家さんだってコミュニケーションが苦手だという人もいます。
コミュニケーションとはそもそもなんなんだ…
会話と対話とは何が違うんだ…
話上手の人とそうでない人の差はなんなんだ…
と色々な考えがグルグルと頭の中を駆け巡っている中、ふと立ち寄った有楽町の三○堂。
山積みになった本が立ち並ぶ中、呼び寄せられるかのように、
目に飛び込んできたこの本を手に取り、気がついたらレジへと足を運んでおりました。
いわゆる※JKGです。
※M盛さんのブログの中に、度々登場します。
伝えるということと、伝わるということは似ているようで非なるもの。
伝えたとしても、相手に伝わっていなければ、その行為は意味を成しません。
伝えることばかり考えると、結局、相手のことを考えず、
自分の意思を押し通すエゴになってしまう。
この問題の根本は、頑張って伝えようとしている意識であり、
答えは、いつも、相手の中にあります。
伝えるは1人でもできますが、伝わるには相手が必要です。
つまり、相手に伝わるようにするためには、
相手のことをたくさん想像しなければいけないわけです。
だからこそ、伝わるためには相手の気持ちを徹底的に想像して、
その人が嬉しくなって、心が動くアイデアを考えなければならないのです。
じゃあ、そのアイデアとは何か。
それは日常生活の中の『おっ!』
ツイッターとか、インスタグラムで何となく心揺さぶられるものには、
「いいね」をしますよね?
この心を少しだけくすぐるアイデアを相手にしてあげる。
これにプラスして自分が伝えたい事と相手が望んでいる事の重なる点を意識する。
これを考えながら、話すだけでもっとコミュニケーションが楽しくなるとのことです。
今までどれだけ自分本位の会話しかしてこなかったのだろうと落胆したと同時に、
微かながら変わる兆しが見えました。
個人的なお話ですが、今年度の志は、「和を以て尊びを成す」ということでして、
こういったコミュニケーションの本を中心に読んでおります。
拙い文章ではございますが、もし、もっと楽しく営業をしたいとか、
人付き合いが上手くなりたいなど共感してくださる部分があれば、
一読していただけると嬉しいです。
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タイトル:伝わっているか?
著者:小西利行
発行:2014年6月9日
発行所:株式会社宣伝会議