2017年1月のさと、うま アメリカを見れば世界がわかる@池上彰

2016年12月のさと、うま アメリカを見れば世界がわかる@池上彰 (427x640)

次期アメリカ大統領就任式が1月20日に行われます。

私たちの同業者のドナルド・トランプ氏が就任予定ですが、
実際アメリカという国について考えてことがありませんでした。
現大統領のオバマ氏の広島訪問、オスプレイの事故、これまでとこれからの日米関係。
様々な事象が起こる世界最大の経済大国を、良い機会ですので、
書籍も多く発売されていましたが、こちらをピックアップいたしました。

この書は10月発売のため、大統領選のゆくえという章もありますが、
アメリカという国のおおもとが分かりやすく解説されています。
大きくは次のように分かれて書かれています。

私たちのよく知る第二次世界大戦を境に、「敵」だった国が「同盟、憧れ、お手本に」。
1月6日にアメリカ産シェールガスが東電と中電によって
はじめての輸入が行われたが、世界最大の産油国である。
銃社会について。
白人、黒人、ヒスパニック系移民の3つに大きく分かれる移民の国アメリカ。
そして大統領選のゆくえ。

私がとても気になったのは移民の国アメリカについてです。
世界各地で移民問題が起こり、少子高齢化、
人口も世帯数も減少をはじめた日本においても他人事ではないような気がします。
どちらかというと、アメリカをはじめとした国々の移民問題は国境が
隣接していることもあり、生死をかけての不法移民がクローズアップされています。

現に、白人につぐ第二の国民がいますが、
2060年には白人人口を上回る統計があるということ。
そうなると単純な有権者による多数決でいけば、
アメリカ建国の母体である白人に政権は取って代わることもあるのでは?
と書かれていました。

例えば日本人だけでいけば働き手が減少を続けるが、
アメリカにおいては移民のおかげで年齢構成に変化はなく、
働き手は2065年になっても維持できる。

移民のおかげで成り立ってきた背景もあるでしょうが、
日本では考えられない事象です。

しかし池上氏も述べているように、
様々な移民の受け入れは生活を良くしたい、一発当ててやりたい、
といった意識の高い人々がチャンスを求めに集まる
魅力的な国であることに変わりありません。

やはり色んな意味で夢のある国だと改めて考えさせられました。
もう数冊読んでアメリカを知りにいきます!

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タイトル:アメリカを見れば世界がわかる
著  者:池上彰
発  行:2016年10月17日
発行所 :株式会社PHP研究所

■参考サイト
アメリカを見れば世界がわかる | 池上彰著 | 書籍 | PHP研究所
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-83133-6

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