2023/01/26浜松町は新たなステージへ!進行中の大規模再開発に大注目

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羽田空港への玄関口として有名な浜松町は、1964年の東京オリンピックに向けた交通改革や、高度経済成長期のシンボルともいえる「世界貿易センタービル」の誕生によって、都内有数のビジネス都市に成長したエリアです。

エリア内には増上寺や芝大神宮、旧芝離宮恩賜庭園といった著名な史跡があり、東側にはベイエリアが広がるため、歴史や自然を満喫できるエリアとしても親しまれています。

そんな浜松町エリアでは、現在、新たな人の流れを生み出す大規模な再開発計画が進んでおり、今後の躍進が注目されています。

浜松町の歴史と変遷

もともとは小さな漁村だった浜松町ですが、1598年に徳川家の菩提寺である「増上寺」が千代田区から移転してきたことで、多くの人が行き交う門前町として賑わいを見せるようになりました。

浜松町駅のすぐ東隣に位置する「旧芝離宮恩賜庭園」は、徳川家の老中・大久保忠朝が拝領した土地に作庭された「楽寿園」と呼ばれる大名庭園が前身になっています。

1872年に日本初の鉄道が新橋から横浜まで開通しますが、浜松町駅が誕生したのは、品川駅から烏森駅(現在の新橋駅)までが開通した1909年のことです。

1964年東京オリンピックの開催に合わせて羽田空港へのアクセス改善を目的とした東京モノレールが開業、1970年には当時の東洋一の高さとなる152メートルの高層ビル「世界貿易センタービル」が竣工し、最先端のビジネス街に成長していきました。

陸海空のすべてにつながる抜群の交通網

浜松町エリアにはJR山手線・京浜東北線と東京モノレールの浜松町駅、都営浅草線と大江戸線の大門駅、新交通ゆりかもめの竹芝駅があり、合計3駅6路線が利用できます。

エリアの中心となる浜松町駅には大門駅が隣接しているため乗り換えが便利なうえ、ゆりかもめの竹芝駅へは、全長約500メートルの歩行者デッキで移動できます。

東京駅・品川駅といった巨大ターミナルまで約5分、新宿・六本木方面や臨海副都心へもアクセスしやすい交通網を有し、羽田空港まではモノレールで約15分で移動できるだけでなく、大門駅から都営浅草線を利用して直行することも可能です。

また、ゆりかもめの竹芝駅はベイエリアで竹芝客船ターミナルと隣接しており、伊豆諸島や小笠原諸島への船や、浅草・両国・お台場などへのルートを結ぶ水上バスが運航しています。

進む大型再開発プロジェクト

現在、浜松町エリアでは地域一帯の再開発に向けた大規模な都市計画が進んでおり、その最大のプロジェクトが「世界貿易センタービル」の建て替えです。

世界貿易センタービルは、半世紀以上にわたって浜松町のランドマークとして親しまれてきましたが、2021年6月に閉館、8月から解体工事が開始され、別館1階にあった「浜松町バスターミナル」も同年9月に営業が終了しました。

同ビルと直結していた浜松町駅でも大規模な整備が計画されており、モノレールやJRはもちろん、地下鉄を有する大門駅、バスやタクシーとの乗り換えが格段にスムーズになるだけでなく、駅の改札から駅前の開発エリア一帯が歩行者デッキでフラットにつながるようになります。

さらに、旧芝離宮恩賜公園との連続性を意識した緑化計画も進められており、バスターミナルが入る予定のターミナル棟の7階には屋上庭園が設けられる予定です。

まとめ

浜松町の周辺には、再開発によって景色が大きく様変わりした竹芝エリアや、大規模な複合開発プロジェクトが進む芝浦エリアがあり、複数の再開発が同時期に行われることによる相乗効果も期待されています。

新時代に向けて新たなステージへと向かう浜松町は、今後、日本の玄関口として大きく飛躍する将来性を秘めており、オフィス需要もますます高まっていくことでしょう。

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