♪あれがあなたの好きな場所 ホームから見下ろせる黄色い看板
ブタの香りが大きくなる 僕は黙って外を見てる
眼を閉じて 息を止めて さかのぼる ほんのひととき。。。。。。。♪
やはり小田和正は天才だ。
食欲の秋=二郎の秋
改札出てすぐ左。
相変わらず並んでるなー
こりゃ、40分待ちコースだなー
店主一人で切り盛りしていて、一度に作れるの5人分だもんなー
などと呟きながら、列にそっと並ぶ愚かなジロリアン。
ここのデロ麺と柔らかなブタのハーモニーが忘れられないんです。
待つこと42分、黄色い小ブタチケットを購入し、着座。
大将にチケットを渡しながら、思わず発した言葉。
「麺、半分で・・・・・!?」
♪こんなことは今までなかった
僕があなたから離れてゆく 僕があなたから離れてゆく。。。。。。♪
違うんです。
そろそろ大人の作法をしなさいと、当社の若き2代目3代目ジロリアンから
強くたしなめられたんです。
着座して10分47秒。
コールが始まる。
大将:「はい、麺半分のかた」
私:「ニンニク抜きで、ラー油でアブラマシで!!」
♪今なんていったの? 他のこと考えて
ブタのこと ぼんやり見てた。。。。。。♪
ついつい言ってしまった。
2代目3代目からは「大人はアブラマシとか言っちゃだめですよ!」
と言われていたにも関わらず。
実はここの二郎はラー油もあるのです。
出てきました。
おおーーーーーー、雪山からマグマが湧き出したような、すんばらしいコントラスト!!
あぁ・・・芳しき香が鼻孔を強く刺激する。
♪きーみを食べていいの 好きになってもいいの
きーみを食べていいの 心は今ブタにあーるの。。。。。。♪
掌を合わせる。修行の始まりだ。
「いただきまーーーす!!」
まずは例によって「秘儀:天地返し!」
麺の上にラー油にまみれたブタを並べてみるん♪
なんつー美しさだ!
・・・食す。
ワシワシ食す。
丁度いい固さのデロ麺、舌の上でホロホロとろけるブタ。
“美味いねー”
ブタマシ、アブラマシとはいえ、麺半分はやはり食べやすい。
8分58秒にて完食!!
黒烏龍茶を一気に飲み干す・・・
♪きーみを飲んでいいの 夏がとおりすぎてーゆくー。。。。。。♪
店から外に出ると爽やかな秋の風が、脂ぎった私の身体を洗い流してくれた。
“いい季節になったなー。今夜は小田和正にどっぷり浸かるか。。。。”
55歳の秋の午後。
一皮むけて大人になったジロリアンであった。
〔ラーメン二郎 千住大橋駅前店〕
足立区千住橋戸町10-8 ※改札口から徒歩7秒
食べログはこちら:https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132402/13090912/
(いちろう)