ジロリアンの冬2016 ~River side Jiro~

♪誰も知らない お昼が明けた時
 町の角からステキな香りが出る
 若い二人は夢中になれるから
 狭いシートに隠れて汁をすう
 ……………

ジローリバーサイド
 川沿いリバーサイド
 食事はリバーサイド
 ぅおっぅおっおっ リーバーサイド リバーサイド リバーサイド……♪

振り返ると、テラスで田村正和が岸本加世子の髪を洗っていた。
ああー、ここはニューヨーク…..
岸本加世子も桜田淳子も何処へ行ったんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

などと運河に向かって叫んでみる、ここは品川。
ひっっっっさしぶりにやってきました、リバーサイド二郎・品川店!
略して『しなじろう』。
レンガ色の建物に黄色の二郎カラーがひと際映えるね!


1寒空の中、長蛇の列で並ぶ人々。

“本当にこいつら、好きだよねー。
この寒い中、じっと並んでられっかよ!“
などと強がりを呟きながら、列の最後尾にそっと並ぶ53歳のジロリアン。

勝てないんです。
この香りと、想像しただけで口中いっぱいに広がる唾液の量の誘惑に、勝てないんです。。。


しなじろうは土地柄、他店と客層が違う。
圧倒的にサラリーマンなどの労働者率が高いのが特徴である。
他店に目立つ、学生の姿は皆無であった。

待つこと27分54秒。
チケットを購入し、入店。
全身がすっかり冷え切ってしまい、NatureCalls Meだったので、急いで用を足し、やっとこさ着座。
本日の選択も、いつもの「小ブタ」800円也。

期待に胸躍る瞬間だ。
着座して8分58秒、本日もコールが始まった。
「ニンニク無し、カラメ、ちょっとだけアブラで!」

言ってしまった。
久々のアブラ増し。
ギタギタを食べたかったんです。
でも、「ちょっとだけ」を付けてしまった。
根性が無いんです。
だって、53歳ですから。。。。

どーーーーーーん!3冬山に降り積もる雪のごとく、美しいアブラが野菜を覆う。
“あぁ。。。。”
このギタギタ感がたまらないんです!

さあ、修行開始。
「いただきまーす!」
そっと掌を合わせたあとは、例によって、秘儀「天地返し!」
2おぉーー、評判通りの本店系のやや平打ち麺。
量はそれほど多く無いぞ。
さあ、修行開始だ。
食す、ワシワシ食す。
う~~~ん、正に三田本店の味。
“まいう~~♪”

あっという間に、完食。
時間:9分51秒
「ごちそうさまでした!」
丼をカウンターの台に上げ、フキンで丁寧にテーブルを拭う。
これにて本日の修行は完了。

・・・・・・・・・・ここまで書いて、外出した先は川崎。
ここでも逝ってしまったんです。

もう一件のリバーサイド二郎・京急川崎店!


4この日はラッキーなことに待ち時間ゼロ。


しかし、二日続けて二郎を食べることになろうとは、完全に想定外。
昨日は、訪問先がたまたま品川だっただけ。
今日は、訪問先がたまたま川崎だっただけ。
そこに、たまたま二郎があっただけ。
「お客様訪問が主であり、二郎訪問は偶然の産物である!」

“多摩川に 向かって叫ぶ ジロリアン 愚かな私 53歳“

ここでもオーダーしたのは「小ブタ」830円也。
待つこと4分56秒。
コールが開始。
※ここの兄ちゃんは声が大変優しいので、良く耳を澄ませないと聞き逃します。
「ニンニク入れますか?」
「いえ、ニンニク抜きで、カラメ、アブラで!」

また言ってしまった。
二日続けてアブラ増し。
“絶対に早死にするなぁ。。。”

出ました、どーーーーーーん!
7おおー、これはちょっと優しい雰囲気だ。
6ブタも旨そうだなー!

そっと掌を合わせる。
「いただきまーす!」
二日連続の修行開始だ。
まずは「秘儀天地返し!」
5二郎童貞&処女の皆様は両店の麺を見比べていただきたい。
ひと口に「二郎」といっても、麺もスープも微妙に違う。
量も全く違っており、京急川崎店は非常に麺の量が少なく、普通の女性でも完食可能だ。
スープの味はどちらもカネシ(※1)が効いており、乳化系(※2)ではない。
(※1:カネシ=カネシ商事販売の二郎専用醤油のこと)
(※2:関内などは乳化系スープの代表店)

食す、ワシワシ食す。
“う~~ん、まいう~~~!”
二日続けての二郎だが、全く飽きることが無いね。
6分42秒にて、完食。
「ごちそうさまでした。」
丼をカウンター台に上げ、布巾で拭う。
本日の修行、終了。

しかし、二日続けての二郎とは31年ぶりか?
もうすぐ54歳。
この道はいつまで続くのか?
いや、二郎という道に終わりはない。。。。。。。。

(いちろう)

【ラーメン二郎:品川店】
住所:東京都品川区北品川1-18-5 サンサーラ品川

【ラーメン二郎:京急川崎店】
住所:神奈川県川崎市川崎区本町2-10