東京さんぽNo.37 ~東京十社めぐり① 富岡八幡宮 ~

皆様いかがお過ごしでしょうか。

東京さんぽでは、隠れた東京の魅力をお伝えしております。

 

緊急事態宣言は解除されましたが、気の抜けない日々をお過ごしのことと
思います。withコロナの行動様式もすっかり定着しました。

こんな時だからこそ、新たな東京の魅力を探していこうと思います。

今回より「東京十社めぐり」をご紹介します。

 

都が京都にあった頃、国家鎮護のために天皇陛下から勅使が遣わされる
神社があり、「勅祭社(ちょくじゅんしゃ)」と呼ばれていました。
東京遷都の折、明治天皇が勅祭社に准ずる神社として「准勅祭社」を
定められ、東京の鎮護と万民の平安を祈願されました。
これが東京十社の始まりです。


この十社を結んだ線の上に距離が書かれています。
全部出すと十里七丁(約40km)!いつの日か、東京マラソンならぬ
「東京十社めぐり」をやりたい(さんぽじゃない!)と思っている私は、
その下調べの意味もこめ、ご紹介したいと思います。

 

第1回目は富岡八幡宮(江東区)です。

東西線門前仲町駅を降り、永代通りを歩くと見えてまいります。

(平成29年8月撮影、以下同じ)


創建は江戸時代初期。

江戸勧進相撲発祥の地として大相撲との関係が深く、
歴代横綱の名を刻した横綱力士碑や大関力士碑があることでも有名です。

横綱力士碑


境内には、昭和天皇の記念碑、日本地図を作った伊能忠敬像をはじめ、
願掛け八角十二支石碑、富士塚、御輿と、境内も見どころ満載です。


西隣には成田山新勝寺の別院である深川不動堂があります。
この地に来たのは明治14年。でかい、わらじ守。

(写真は旧本堂)


毎年1月1日から7日に行われている深川七福神めぐり。
富岡八幡宮には「恵比寿様」が祀られている社があります。
この七福神巡りもおすすめです。ただし、期間が短いのでご注意を。


毎年8月に行われる深川八幡祭り。

写真は平成29年のもの。53基の御輿が勢ぞろいし水をぶっかけます。


東京マラソンがコース変更に伴い、富岡八幡宮前が折り返し点になりました。永代通りをはじめ飲食店も数多くあるところ、近くには辰巳新地もあり、コロナが明けたら・・と思ったおられる方も多いはず。

一駅歩けば、以前ご紹介した木場です。

東京さんぽNo.30 木場公園

 

十社めぐりには特に期限が設けられていないとのことですが、
毎年10月10日に1日で巡られる方もいるらしいとのうわさが。

 

この十社を順繰りにご紹介してまいります。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

富岡八幡宮

東京都江東区富岡 1-20-3

リンクはこちら

 

東京十社めぐり

 

kx@g