皆様いかがお過ごしでしょうか。
東京さんぽでは、隠れた東京の魅力をお伝えしております。
緊急事態宣言が出てはや2ヶ月。
梅雨入り前だというのに真夏日を記録する東京。
梅雨も暑さも吹き飛ばすべく、「東京十社めぐり」の第3回目は、
品川神社(品川区)をお送り致します。
早く行きたい方は、品川駅から2駅目の京浜急行新馬場駅が最寄です。
ですが私はJR品川駅で降り、箱根駅伝の1区(10区)コースを
川崎方面へと進み、新八ツ山橋を上ります。テレビで見るのとは大違い。
品川神社は、平安末期の文治3年(1187)に源頼朝公が
洲崎明神(現在の千葉県館山市洲崎神社)より
天比理乃咩命(あめのひりのめのみこと)をお迎えして、
海上交通安全と祈願成就をされたのが始まりとされています。
江戸城を築いた太田道灌もここを訪れたとか。
江戸時代には二度社殿が焼失したそうですが、時の将軍の命により再建が
行われるなど、徳川幕府の庇護を受けてきたとのこと。
ちょっと階段が急ですが、ゆっくりと上ります。
大黒様がおられます。品川七福神巡りもスタート??
江戸の民に広まった富士信仰。
東京には今も富士塚と呼ばれるミニチュア富士山があります。
本物の富士山に登ったのと同じご利益が得られるそうです。
ここならば高山病の危険はありません。
ただ結構勾配があり、捕まるところがないので、特に下りるときは
気を付けましょう。交通安全祈願をされる方もいるとか。
山頂に到着!
昔は現在の旧東海道のあたりが海岸線だったとか。
明治初期に開通した日本初の鉄道も、
ここからならよく見えたことでしょう。
ちょうど京浜急行がとおります。
東京さんぽもこれまで歴史に触れるところを巡ることは少なかったように
感じます。260年余り政治の中心であった江戸(東京)は、見どころが
詰まっているところです。
本日は先を急ぎますが、この後旧東海道を歩くのもいいよな・・。
幕末の頃は、黒船来航以来、諸大名が沿岸警備をしたり砲台を築いたり
していたので、全国各地から若き武士が多く集まっていた品川宿。
もしかしたら、皆さんがご存知の名だたる志士もこちらを訪れて、
新しい日本の未来を語っていたかもしれませんね。
次はどこに行こうかな。
品川神社 東京都品川区北品川3丁目7-15
kx@g